最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回取り上げる銘柄は、現在東証スタンダード市場に上場しているオーミケンシ(3111)。
前回記事作成から1.7倍上昇達成も、それから半値以下に大暴落
オーミケンシ(3111)の概要は下記の通り。
祖業の紡績から撤退。セルロース、機能性レーヨンに強み。不動産、食品、日用品も。
この銘柄は、チャート(オーミケンシ【3111】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると前回作成記事(オーミケンシ(3111)、特許ネタでストップ高磔獄門の刑【2023年2月19日(日)】)から約1ヶ月で年初来高値659円と1.7倍の上昇を果たしたが、5ヶ月後の8月には300円割れと半値以下に大暴落した。
オーミケンシ<3111> 510 +62
スピード調整一巡感から押し目買い優勢に。引用:前日に動いた銘柄 part2 元旦ビューティ、ヘッドウォータース、プライムストラテジーなど | 株探ニュース2023年03月02日07時32分
新たな特許ネタでストップ高、思惑が高じて前回の高値を狙えるか
そんな同社は今日、新たな特許ネタで現在ストップ高に磔獄門の刑となっている。
■オーミケンシ <3111> 417円 +80 円 (+23.7%) ストップ高 11:30現在
オーミケンシ<3111>がストップ高の水準となる前日比80円高の417円に買われた。同社がファンケル<4921>などとともに、「肌の保湿機能を備えた改質繊維、糸、生地及び繊維製品」に関する特許が5日に登録されたとこの日、伝わった。今後の事業への好影響を期待した買いが集まったようだ。引用:話題株ピックアップ【昼刊】:INPEX、セルソース、レーザーテク | 注目株 - 株探ニュース2023年09月13日11時36分
(24)【登録日】2023-09-05(45)【発行日】2023-09-13(54)【発明の名称】改質繊維、糸、生地及び繊維製品中略
(73)【特許権者】【識別番号】000103622【氏名又は名称】オーミケンシ株式会社(73)【特許権者】【識別番号】593106918【氏名又は名称】株式会社ファンケル(73)【特許権者】【識別番号】597002748【氏名又は名称】株式会社ロイネ
特許の内容
本発明の改質繊維、糸、生地及び繊維製品は、良好な肌の【保湿機能】を備えたものであることから、肌の保湿機能を要求される各種繊維製品の用途に好適に用いることができる pic.twitter.com/0Bt3x0OgTG
— まりお (@tokkyosokuhou) September 13, 2023
肌の保湿機能を備えた改質繊維、糸、生地、繊維製品に関するものなので
オーミケンシ 加工
→ロイネ 生地製造
→ファンケル 下着等の製造、販売といったインパクト大きめの思惑がでてきたと
更に最近ニュースあった
【ワークマンの高機能肌着】にオーミケンシ絡んでる可能性も(超絶思惑) pic.twitter.com/XquANQSFKh— まりお (@tokkyosokuhou) September 13, 2023
ワークマン思惑の理由
先月のワークマンの高機能肌着第1弾(新作インナー)
売上【500億目指す】はファンケルの保湿成分素材を使ってると記事にありますが保湿成分はセラミド、コポリマーを用いた素材の記事に記載
今回取得したオーミケンシとファンケルの特許にもセラミドとコポリマーの記載あり pic.twitter.com/lZGzl5UU60
— まりお (@tokkyosokuhou) September 13, 2023
更に今回のワークマンとファンケルのコラボには保湿成分の【セラミドヴェール】配合とありますが、ファンケルHPの紹介に今回特許のセラミド、アラニルグルタミン、コポリマーの3種全て記載(特許記載と一致)
特許権のことを考えると何らかの形でオーミケンシが絡んでる可能性が高いかなぁと pic.twitter.com/6oLHY5nv9v
— まりお (@tokkyosokuhou) September 13, 2023
また今回新たな材料、思惑とは別に
●パンクしないタイヤ
●世界初セルロースナノファイバー
と言った材料、思惑も控えてる今回の思惑だけでもデカいのに
特許開示や上記どれか一つでも進捗や開発のニュースがくれば時価総額22億で株価3桁なのでぶっ飛ぶかと株価位置も良いですし期待値は高いかと
— まりお (@tokkyosokuhou) September 13, 2023
今日前引けの終値417円は時価総額27.5億円で発行済み株式数およそ660万株、時価総額8兆8,976億円を誇る伊藤忠商事(8001)、同3,215億円のファンケル(4921)及び同4,076億円のワークマン(7564)絡みの特許ネタが思惑視されてストップ高に磔獄門の刑、更に時価総額3兆1,065億円を誇る豊田通商(8015)が100%出資する豊通マテックス及び時価総額3,813億円の日本ゼオン(4205)が絡むカーボンナノチューブ含有セルロース繊維およびその製造方法特許ネタも有り等、物色熱が高じて買いが続けばYH659円の奪還のみならず20年高値1,065円を試す可能性すら決して絵空事では無いかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。