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銘柄考察

ユミルリンク (4372)、最新決算は5期連続最高益更新【2023年2月10日(金)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回取り上げる銘柄は、現在東証グロース市場に上場しているユミルリンク (4372)。

株価は目下レンジ推移、先駆するアクリート (4395)を目指せるか

ユミルリンク (4372)の概要は下記の通り。

メッセージングサービス「Cuenote」の開発・提供を手掛ける。阪急阪神HD系。

引用:ユミルリンク【4372】株の基本情報|株探(かぶたん)

この銘柄は、2021年9月22日(水)東証マザーズに新規上場(IPO)した。公開価格1,000、初値1,711、上場来高値1,847、上場来安値990円。

マザーズ市場に新規上場したユミルリンク<4372>は、午前11時9分に公開価格1000円を711円(71.1%)上回る1711円で初値をつけ、一時1847円に買われたが、その後は換金売りに押され、結局1500円で初日の取引を終えた。

引用:シンプレクスはS高で引ける、午後に入り買い強まる | 株探ニュース2021年09月22日15時12分

<4372> ユミルリンク 1344 +165

中略

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業のオンライン化推進などを背景にオンラインマーケティングツールに対する需要が拡大し、SMS利用顧客の用途が拡大したことから配信数が増加

引用:ユミルリンク---大幅に4日続伸、21年12月期の営業利益予想を上方修正、SMS利用拡大で配信数増加 | 株探ニュース2022年02月03日09時26分

引き続き提供サービスの拡充を行い、2022年4月には「Cuenote 安否確認サービス」に、安否確認を行いたい従業員・職員への通知手段として、従来のメールに加えオプションサービスとしてSMS(ショートメッセージサービス)を利用できるように機能拡張した。携帯電話番号宛てに送信されるSMSは高い開封率を有し、受信者に対し確実に通知を届けられる特徴があり、複数手段(メール、SMS)を利用した通知が行えることから、より確実に安否確認が行える。また、2022年5月には、認証サービス「Cuenote Auth」の提供を開始した。

サービス提供種別の売上高の概況について、ストック型収益は高価格帯プランの獲得及び配信数が増加し、10.76億円、当第2四半期末定期契約額は前年同期末比35.0%増の2.12億円となった。

引用:ユミルリンク---2Qは2ケタ増収増益、売上・営業利益とも半期過去最高を更新 | 株探ニュース2022年08月15日14時21分

その同社は今日の前引け後、最新決算(ユミルリンク【4372】、今期経常は11%増で5期連続最高益更新へ | 株探ニュース2023年02月10日11時30分)を発表。

当社が属する情報通信業界及び非接触型ビジネスモデルでは、マーケットの拡大や収益機会の増加が続くことを物語っております。
当社においても2022年12月にメッセージ配信サービスの過去最高配信数を更新、月間70億通の配信を記録しております。

中略

サービス提供種別の売上高の概況は以下のとおりであります。
・ストック型収益:Cuenote SaaSのサブスクリプション(サービス利用)売上並びにソフトウエア保守売上が含まれます。当事業年度は高価格帯プランの獲得及びショートメッセージ顧客数の増加によりストック型収益は2,132,482千円、当事業年度末定期契約額は187,377千円(前年同期末比6.4%増)となりました。
・スポット型収益:Cuenote SaaSの初期売上(初期利用登録、カスタマイズ、セキュリティ証明書などの取得代行)並びにソフトウエアライセンス売上(オンプレミス)が含まれます。当事業年度の売上高はSaaSの新規受注が堅調に推移したことから、48,723千円となりました。

中略

今後の見通し
当社の2023年12月期の業績は、国内のメール送信市場は今後も順調に拡大が見込まれており、またSMS配信サービス市場も今後も高い成長率が見込まれることにより、売上高は2,400百万円(当事業年度比10.1%増)と予想しております。
また、競争優位を確保するための設備投資及び、体制強化のための積極的な人材採用等により、営業利益については、575百万円(当事業年度比10.4%増)、経常利益は575百万円(当事業年度比10.5%増)、当期純利益は396百万円(当事業年度比10.3%増)を予想しております。

引用:ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料4 ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料5 ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料6 ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料7 ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料9 ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料28 ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料46

引用:ユミルリンク【4372】2023年02月10日 開示情報 - 2022年12月期通期決算説明資料

SMS(ショートメッセージ)関連銘柄と言えばアクリート (4395)が想起されるが、チャート(アクリート【4395】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると20年3月571→22年12月4,130と7.2倍化を達成している。

企業から個人向けのSMS(ショートメッセージ)配信代行サービス。認証用途が拡大。

引用:アクリート【4395】株の基本情報|株探(かぶたん)

上場来高値を更新した銘柄は過去の売買による抵抗帯がなく、いわゆる“株価青天井”銘柄として注目される。

中略

<4395> アクリート [東証G]

引用:今週の【上場来高値銘柄】タカトリ、栗田工など24銘柄 | 株探ニュース2022年11月26日09時00分

今日の終値1,273円は時価総額49.6億円で発行済み株式数389万株、今日前引け後発表の決算は5期連続最高益更新を受け一時1,395迄急伸、SMS(ショートメッセージ)関連銘柄ではアクリート (4395)が先駆して底値から7.2倍達成の実績、IPO後は公開価格1,000→初値1,711→上場来高値1,847と人気化等、目下1,000~1,500円辺りのレンジ推移だが行く行く機関投資家の基準と言われる時価総額100億円を突破する日がやって来るかも知れない。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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