ブログ個別記事サムネイル

銘柄考察

ブイキューブ (Vキューブ)(3681)の株価は今後どうなるか【2022年5月4日(水)】

投稿日:

最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、ブイキューブ (Vキューブ)(3681)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

20年にテレワーク相場で人気沸騰、上場来高猫及び7倍超えの大化け達成

ブイキューブ (Vキューブ)(3681)は現在東証プライム市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。

ネット会議システムなどコミュニケーションツールを提供。遠隔集中治療やセミナー配信に注力。

引用:ブイキューブ【3681】株の基本情報|株探(かぶたん)

この銘柄は、何と言っても一昨年のテレワーク相場での大化けが印象的だろう。それ迄300~600円台のレンジで推移していた株価が、567ウイルス発生を端緒に物色加熱で上放れ、同年3月には16年7月以来の1,000円をつけた。

今年1月7日につけた743円をカイ気配のまま通過し昨年来高値を更新、その後も高値圏で売り物をこなしている。Web会議やネット上のセミナー開催など遠隔地の相手と映像でつなげるビジネスを手掛け、テレワーク関連としてのテーマ性を持つほか、遠隔医療分野への展開にも期待が大きい。

引用:ブイキューブは連日のストップ高で昨年来高値更新、売買高高水準で需給相場の様相 | 個別株 - 株探ニュース

制限値幅の上限(ストップ高水準)である前週末比100円(15.3%)高の755円まで上昇し、同水準で買い気配となっている。前週末13日の取引終了後、電話ボックス型シェアオフィス「テレキューブ」空間内の抗菌コーティング施工を9日付で完了したと発表した。

引用:<東証>ブイキューブがストップ高 テレワークで物色再燃 PERは70倍超: 日本経済新聞

その後も度重なる上方修正(ブイキューブ【3681】、上期最終を一転97%増益に上方修正、通期も増額 | 株探ニュース)(ブイキューブ【3681】、今期経常を39%上方修正・6期ぶり最高益、配当も1円増額 | 株探ニュース)(ブイキューブ【3681】、今期最終を61%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額 | 株探ニュース)やテレキューブ関連含む各種ネタ(ブイキューブ---JR東日本が進めるシェアオフィス事業「STATION WORK」展開拡大に「テレキューブ」を提供 | 株探ニュース)(ブイキューブ---大幅続伸、自社株買いや中計目標など一段の買い材料に | 株探ニュース)で上値追いの展開継続。12月7日には年初来高値を3,785円迄高猫し、14年1月につけた上場来高値2,210円の高猫達成及び年初来安値495円から実に7倍超えの大化け相場を形成した。

 ブイキューブ<3681>が6連騰で一気に水準を切り上げ、再びマーケットで注目を集めている。株価は直近6営業日で700円以上切り上げ、3日連続で上場来高値更新となっている。

引用:ブイキューブは6連騰で連日上場来高値、ケアネットとオンライン診療協業の実績 | 株探ニュース

25日の取引終了後、NTT西日本とひびき精機が実施する「スマートファクトリー実現に向けたローカル5Gの活用に関する共同実験」に参画すると発表しており、これが材料視されている。

引用:ブイキューブ大幅高で上場来高値、スマートファクトリー実現に向けた共同実験参画 | 株探ニュース

直近でメタバース材料、最新決算を受け一昨日はストップ高引け

その後は買い需要が一服したのか下落基調に転換。増益決算(ブイキューブ【3681】、上期経常は3.5倍増益で着地 | 株探ニュース)を出すも、材料出尽くしかサプライズ不足等からか窓を開けて下落。今年1月11日に下方修正(ブイキューブ【3681】、前期経常を46%下方修正 | 株探ニュース)を出した事も相まってか2月21日は年初来安値を720円迄安猫、一昨年の大化け相場の初動付近迄ほぼ全モした。

ただ、以降の株価は底打ち寂聴の様相。同月28日引け後にメタバース関連ネタ(ブイキューブ【3681】2022年02月28日 開示情報 - ブイキューブ、米国NFTメタバースのスタートアップ企業 Anifieへの出資と日本国内でのサービス展開を開始)を出した事も好感された様で人気再燃、4月5日には年初来高値を1,125円迄高猫し、年安から都合1.5倍のリバウンドを果たした。

メタバース関連事業にも積極参入、その第1弾としてあらゆる業界のイベントをメタバース化する「メタバースイベントサービス」をスタートさせて、マーケットの視線を集めている。

引用:ブイキューブが大幅続伸、今12月期も収益大幅成長見通しでメタバース事業にも参入 | 株探ニュース

そして、先月28日引け後に発表した決算(ブイキューブ【3681】、1-3月期(1Q)経常は54%減益で着地 | 株探ニュース)をトリガーに、明けて月曜日は安寄りから終値はストップ高1,069円張り付きで引け。

日証金では大幅に売り長で逆日歩がついており、貸株調達による空売りなども考慮すると、実質的には需給事情による踏み上げ相場の色が強い」(準大手証券ストラテジスト)としている。あらゆる業界のイベントをメタバース化する「メタバースイベントサービス」を立ち上げていることで、「Web3」関連の有力株としてテーマ性を内包していることも人気素地につながっている。

引用:ブイキューブはストップ高人気、第1四半期大幅減益も想定内で空売り買い戻し加速 | 株探ニュース

今後の株価動向については、決算で目先の悪材料出尽くし、ショートの積み上がりに依る潜在的買い圧力の余地、チャートは700円台のダブルボトムで底値確認済み、日足パーフェクトオーダーの兆し、週足は1年振りに26週移動平均線を突破、月足も6ヶ月線上に復帰、人気化すればトントン拍子で上昇した前回相場の実績、新たに時流のメタバース材料が追加等の点を考慮すれば、去年11月に開けた1,700円処の窓を埋めに行く展開が容易に期待されよう。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

-銘柄考察
-, , ,

Copyright© 孤独人生.com , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.