最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、シリコンスタジオ (3907)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
上場後一時は株価2万円に迫るも、それから逆テンバガー1,000円割れの大暴落
シリコンスタジオ (3907)は現在東証グロース市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
3D技術を活用、ゲーム開発用ミドルウエアが主力。開発受託や人材派遣を展開。
この銘柄は、チャート(シリコンスタジオ(シリコンスタ)【3907】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると、2015年2月に初値9,900円で上場し翌月19,660円迄2倍近い上昇を達成したが、その後は凋落して
初値は公開価格の約2.0倍
シリコンスタジオ<3907>:12800円(前日比+1400円) 急伸。前日も初値形成後にストップ高まで急伸しており、買い需要の強さで利益確定売りをこなしている。ゲーム開発の推進・支援事業、自社コンテンツ(スマートフォンネイティブアプリ等)の提供、人材紹介・派遣事業等を展開しており、ゲーム関連として今後の成長が期待されているようだ。なお、同じくゲーム分野のミドルウェアを手掛けるCRI・MW<3698>が前場に急伸する場面もあった。
引用:《新興市場銘柄ダイジェスト》:シリコンスタジオは連日の急伸、OTSは大幅高に | 企業情報FISCO2015/2/24 15:45
スマートフォン向けゲームや映像などの基盤ソフト開発を手掛け、スクエニHDやマーベラスなど国内有力ゲームメーカーとのビジネス連携も強固
中略
株価は11時30分現在1万8250円(△1920円)
引用:シリコンスタジオ続急伸、成長期待背景に上場後の高値圏走る(シリコンスタ) 2015年03月03日[みんかぶ] - みんかぶ(旧みんなの株式)投稿:2015/03/03 11:34
マザーズ市場に新規上場したばかりの直近IPO銘柄ながら、東証1部を含めた全市場ベース売買代金で三菱UFJ、トヨタ、ソフトバンクの超大型株に続き第4位に食い込んでいる。
中略
株価は14時37分現在1万8730円(△2400円)
引用:シリコンスタジオは上場後の高値更新続く、売買代金も高水準 | 個別株 - 株探ニュース2015年03月04日14時43分
シリコンスタジオ<3907> 703 +44
クボタに製品検査向け機械学習用CG画像合成ツールを開発提供。引用:前日に動いた銘柄 part2 ソフトバンクG、商船三井、NexToneなど | 株探ニュース2022年02月26日07時32分
一昨日は上方修正が好感され夜間PTSで一時ストップ高、過去の人気再燃なるか
同社は先週金曜日の大引け後、最新決算で上方修正(シリコンスタジオ【3907】、今期経常を3.5倍上方修正 | 株探ニュース)を開示。すると、当日の夜間PTSはストップ高1,616円で寄り付き、その後1,538円迄大暴落したが1,609.8円で引けている。
22年11月期第3四半期累計(21年12月-22年8月)の連結経常損益は3億2800万円の黒字(前年同期は2億2900万円の赤字)に浮上して着地した。
併せて、通期の同損益を従来予想の1億円の黒字→3億4500万円の黒字(前期は7100万円の赤字)に3.5倍上方修正した。
開発推進・支援事業で受託開発が増加しているほか、ミドルウェアライセンス販売で大型ライセンス契約の売り上げを一括計上したこと、人材事業で有料職業紹介の成約件数が増加したことなどが寄与する。また、注力しているミドル・ハイクラス人材向けサービスも利益増に貢献する。
尚、昨日は日経新聞の記事(シリコンスタジオ、ゲームエンジンで自動運転開発: 日本経済新聞)で既出の材料が紹介されている。
マツダ向けに、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の開発に使うデータ生成ツールを提供した。
<3907> シリコンスタ 1128 +16
年初来高値。マツダ<7261>に対し、自動運転技術開発用合成データ生成・編集ツールを開発・提供したと発表している。同ツールは、道路構造や鉄道線路などのインフラ構造物を主体とする「ベースデータ」、建物や樹木、遠景からなる「背景データ」、車両や信号、標識などの「アセットデータ」を合成し、景観データを生成する。生成された景観データはディープラーニングアルゴリズム検証用の教師データとして活用される。
因みに、今年は5月にNVIDIA(エヌビディア)ネタ(シリコンスタジオ、NVIDIA社の「Omniverse Partner Council Japan」に参画|シリコンスタジオ株式会社のプレスリリース)を出して大幅上昇した経緯が有る。
2021年12月7日 – NVIDIAは本日、国内において「NVIDIA Omniverse™ Partner Council Japan」 (以下Omniverse Partner Council)を結成することを発表しました。Omniverse Partner CouncilはNVIDIA Omniverse™ Enterpriseの導入支援を行うための団体であり、NVIDIA Omniverse関連ソリューションおよびサポートを提供するパートナー企業で構成されます。参画企業は情報の共有によるナレッジの蓄積と向上、エコシステムの構築、さらにプロモーションや啓蒙活動によってOmniverse Enterpriseの市場開拓と普及を目指します。
引用:NVIDIA、 Omniverse Partner Council Japan を始動、コラボレーションとシミュレーションの新時代を推進
<3907> シリコンスタ 1056 +156
ストップ高。米エヌビディア社が結成した「エヌビディア・オムニバース・パートナー・カウンシル・ジャパン」に参画したと発表している。国内37社が参加する団体で、仮想世界を作成・接続するためのシミュレーションエンジン「エヌビディア・オムニバース」関連ソリューションの市場開拓と普及推進を目的としている。シリコンスタジオはこれまでの経験などを活かし、同エンジンを活用した環境の構築を推進する。引用:新興市場銘柄ダイジェスト:BASEは大幅に続伸、セキュアがストップ高 | 株探ニュース2022年05月18日15時07分
今後の株価推移については、先週金曜日の終値1,316円は時価総額39.1億円で発行済株式数およそ297万、日足は今年2月24日につけた上場来安値655で底打寂聴から8月24日に一時YH1,429迄2.2倍近いリバ鳥麗子、週足は大陽線で一目均衡表の雲を上抜け1,429の次の節目は去年11月2日につけた1,650、月足は頭上に1,804~4,485の広大な雲が浮遊、最新決算で上方修正を受け夜間PTSは一時ストップ高1,616にタッチ、今年は米NVIDIA(エヌビディア)が設立の団体に参画やマツダ (7261)に自動運転技術開発用合成データ生成・編集ツールを開発・提供、上場後は人気化して公開価格2倍超えから短期で2万円を伺う上昇実績等、時間軸は当然不明ながらも展開次第では2,000円到達から更に上を目指すポテンシャルを秘めているかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。