最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回取り上げる銘柄は、現在東証グロース市場に上場しているホープ (6195)。
2年足らずで35倍達成、その後大暴落で1/67バガーの波乱万丈
ホープ (6195)の概要は下記の通り。
自治体広告や官民連携促進、広報誌等、自治体に特化したサービスを展開。
この銘柄は、チャート(ホープ【6195】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると19年安値225→翌年11月につけた上場来高値7,910迄35倍上昇を達成したが、その後去年2月に上場来安値118円迄67分の1迄と逆テンバガー大暴落した。
自治体向けに電力を販売するエネルギー事業で電力供給開始案件が増加したうえ、調達価格が想定以上に低く推移したことが業績を大きく押し上げた。併せて、上期(7~12月)の売上高見通しを従来の122億円から140億円へ引き上げたが、経常利益予想は2億3000万円~4億7000万円を据え置いた。第1四半期の経常利益は既に予想レンジ上限を大幅に上回っており、業績上振れが期待される。
ホープ<6195> 7780 +1000
第1四半期の営業損益は6.86億円(前年同期は0.56億円の赤字)と黒字浮上。引用:前日に動いた銘柄 part2 オリエンタルランド、リクルートホールディングス、アズームなど | 株探ニュース2020年11月11日07時32分
ホープ<6195> 173 +15
同社など低位株への物色散見。引用:前日に動いた銘柄 part2 ソフトバンクグループ、ディスコ、レーザーテックなど | 株探ニュース2022年01月27日07時32分
因みに、現在は債務超過に陥っている。
決算期を変更した22年3月期の連結決算は、最終損益が197億円の赤字(21年6月期は69億円の赤字)だった。子会社が破産手続きの開始決定を受けるなど、新電力事業の不振が響いた。
売上高は356億円、営業損益は166億円の赤字だった。年間配当は2期連続で無配とした。
その同社は去年12月23日の大引け後、チェンジ (3962)及び三菱商事 (8058)絡みの材料(ホープ【6195】2022年12月23日 開示情報 - 資本業務提携契約の締結、第三者割当による新株式の発行、主要株主である筆頭株主の異動及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ)(ホープ【6195】2022年12月23日 開示情報 - 三菱商事株式会社との事業上の協業に係る協議・検討に関するお知らせ)を同時発表。
時価総額 1,667億円
時価総額 6兆7,634億円
<6195> ホープ 389 +80
ストップ高で年初来高値更新。21年9月21日に発行した新株予約権のうち8800個(発行総数の17.60%)が権利行使されたと発表している。未行使の新株予約権は1万1259個。大量行使で将来の株式価値の希薄化懸念が後退しているほか、今月23日に三菱商事<8058>と地域創生事業での事業上の協業に関する協議・検討を実施していることに加え、チェンジ<3962>と資本業務提携契約を締結したと開示したことも引き続き買い材料視されているようだ。引用:新興市場銘柄ダイジェスト:フリークHDは大幅に4日ぶり反落、ホープがストップ高で年初来高値更新 | 株探ニュース2022年12月28日16時01分
<6195> ホープ 469 +80
中略
具体的な内容は、地域住民向けアプリや企業版ふるさと納税支援サービスなどの顧客数拡大、収益化・収益拡大のほか、地域創生に係る新規事業の企画・開発。株価は最近の連騰で21年9月以来の500円台も視野に入っており、買いが買いを呼ぶ展開になっているようだ。
引用:新興市場銘柄ダイジェスト:ELEMENTS、ホープがストップ高 | 株探ニュース2022年12月29日15時23分
又、今日の大引け後16時に追加の材料(ホープ【6195】2023年02月08日 開示情報 - 臨時株主総会開催並びに資本金の額の減少及び社外取締役候補者の選任に関するお知らせ)を豆乳、夜間PTSは一時ストップ高380にタッチした。
2.選任の理由
当社は、2023 年3月末で債務超過解消を実現し、上場維持を果たす見込みです。今後、改めて事業成長と企業理念の実現を目指すにあたっては、より盤石な経営基盤を構築することが必要であると考えております。
福留大士氏は、東証プライム市場の上場会社株式会社チェンジの経営者であり、他にも多数の企業経営に関与された経験や実績をお持ちです。この豊富な経営経験・実績を活かし、今後当社にとって新たな視点から事業の新規創出・事業拡大・リスク把握等、様々な経営判断において尽力いただけるものと考えております。これにより、当社の経営意思決定プロセスにおけるガバナンスの強化など、経営基盤の強化を図り、ひいては企業価値の向上へ貢献いただけるものと考えております。
なお、本社外取締役候補者の選任は、2022 年 12 月 23 日付で株式会社チェンジとの間で締結した資本業務提携契約における「株式会社チェンジ及びその子会社が保有する当社の株式等に係る完全希釈化ベース議決権割合が 15%を下回らない限り、株式会社チェンジが当社の取締役候補者1名を指名する権利を有する」旨の合意に基づき選任を予定するものであります。引用:ホープ【6195】2023年02月08日 開示情報 - 臨時株主総会開催並びに資本金の額の減少及び社外取締役候補者の選任に関するお知らせ
今日の終値300円は時価総額46.0億円で発行済み株式数1,532万株、過去には2年足らずで35倍達成から大暴落で1/67バガーのジェットコースター、時価総額1,667億円を誇るチェンジ (3962)と資本業務提携契約を締結及び時価総額6兆7,634億円の三菱商事 (8058)と事業上の協業に関する協議・検討で216→469と僅か4日で2.1倍化、今日の大引け後に豆乳の社外取締役候補者ネタで夜間PTSは一時ストップ高タッチ等、目下債務超過ではあるもののこれから展開次第で400円付近に浮遊する週足の一目均衡表雲を上抜けから去年YH469をブレイクする夢が見られるかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。