最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、ギックス （9219）について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
初値から1.6倍上昇も、その後半値以下に大暴落
ギックス （9219）は2022年3月30日(水)、東証マザーズ市場に新規上場（IPO）した。現在東証グロース市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
アナリティクスを用いたデータインフォームド事業などを手掛ける。
公開価格は1,070円、初値は1,100円、上場来高値は1,777円、上場来安値は673円。
直後に１１３０円に上昇したが、その後は換金売りが優勢となり、午後１時４０分には９５０円に下落。
同社では、従前より取引のある大手クライアント企業において、既取引部門・取り組み中の領域におけるＤＩ（データインフォームド）サービスの利用継続・拡大（縦展開）と、未取引部門・新規領域へのＤＩサービスの提供（横展開）を同時並行で実施する「縦横展開」に注力しているが、これが奏功して既存取引先を中心に想定を上回る案件機会を得たことで大手取引先との関係強化とそれに伴う取引額の増加を得ることができたとしている。
引用：ギックスがＳ高、縦横展開が奏功し２２年６月期業績予想を上方修正 | 株探ニュース2022年05月16日11時16分
最新決算が好感されて寄らずのストップ高、4桁定着から更に上を目指せるか
同社は先月28日の大引け後、決算（ギックス【9219】、7-9月期(1Q)経常は7200万円で着地 | 株探ニュース）を発表。すると、翌日の株価は前日終値903に対して終日寄らずのストップ高ハリウッド獄門の刑1,153で引け。明けて翌日は大幅GU始値1,162で寄り付き、その後一時1,198迄続伸した。
<9219> ギックス 1053 +150
ストップ高。23年6月期第1四半期（22年7-9月）の営業損益を0.72億円の黒字と発表している。説明資料によると、前年同期は0.14億円の赤字。大手クライアント企業での既取引部門・取り組み中の領域へのデータインフォームドサービスの利用継続・拡大に加え、未取引部門・新規領域への提供も順調に進展した。通期予想は前期比110.5％増の2.08億円の黒字で据え置いた。進捗率は34.6％に達している。引用：新興市場銘柄ダイジェスト:サンバイオは年初来安値、M＆A総合研究所がストップ高 | 株探ニュース2022年10月31日16時13分
並行して推進している導入事例の他社への展開（新規顧客開拓）も相まって、前年を上回る売上成長を達成した。売上成長の実現にあたっては、縦横展開を加速するための、人材育成およびアセット活用の継続的な強化活動、協業を核としたデータインフォームド思想の啓蒙活動および営業体制・デリバリー体制の強化、DIプロダクト「マイグル」の拡販および機能強化、の3つの領域に注力した。こうした活動を推進する中で、第1四半期では昨年同期を上回る売上を達成すると共に、年間売り上げ目標に対しても順調に進捗している。
引用：ギックス---1Qは売上高が3.72億円、DIサービスの提供が順調に進展 | 株探ニュース2022年11月01日09時23分
今後の株価推移については、今日の前場終値1,098円は時価総額61.3億円で発行済株式数およそ558万且つ配当利回り0..68％、日足は5月12日につけた上場来安値673で底打寂聴から今月1日に1,198迄1.8倍近いリバ鳥麗子、週足は一目均衡表の雲に凸乳、月足は5ヶ月程アッパーだった1,050を上抜けの兆し、最新決算が好感されて翌日は終日寄らずのストップ高ハリウッド獄門の刑、IPO後は公開価格1,070→初値1,100→上場来高値1,777円と1.5倍越え上昇達成の実績等、これ迄散々売り叩かれた分これから見直し買いが入って1,000円台定着から上値を狙って逝くシナリオは十分期待出来る可能性が有るので無かろうか。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。