最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、フュージョン (3977)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
札証アンビシャス市場所属、出来高が無い日もザラな超過疎銘柄
フュージョン (3977)は現在は札証アンビシャス市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
マーケティング専業。ビッグデータ分析、販促・コンサルやシステム構築まで総合提供。
この銘柄はチャート(フュージョン(株)【3977】:チャート - Yahoo!ファイナンス)を見ると、1日の出来高が全く無い日もザラな超過疎な状態。
来年IPOを目指す調和技研に出資及び資本業務提携、ワンチャン大化け期待出来るか
同社は、北海道大学発認定AIベンチャーの調和技研(株式会社調和技研 – 進化する情報技術の最前線を捉え、自由な発想で未来を拓く)に出資している。
当社と調和技研とは、2017年10月に資本業務提携を締結し、主にAIの活用やデータ分析の領域で
協業を推進しております。提携以来、複数の案件で協力体制を組み、実績を積み重ねる中で
シナジー効果を出しております。中略
当社は調和技研の実施する第三者割当増資の一部を引き受け、
普通株式333,334株を取得いたしました。
今回の追加出資により、当社の調和技研における議決権比率は15.3%となりました。
社員の平均給与を3年以内に現在の2倍の1000万円に引き上げる。道内に拠点をもつ複数社からの出資で約3億円を調達しており、優秀な人材を確保して2023年に新規株式公開(IPO)を目指す計画だ。
2021年5月27日開催の調和技研の臨時株主総会決議に基づき、下記のとおり当社役員1名が調和技研の社外取締役として就任したことをお知らせいたします。
調和技研は、AIの社会実装で先頭を走る北海道大学大学院調和系工学研究室から大学発ベンチャーとして生まれました。
中略
大学発のバックグラウンドを持つ数少ない先端AIベンチャーです。これまでの研究成果は高く評価され、経産省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」、札幌商工会議所「北の起業家表彰」奨励賞などを受賞しています。
中略
主要取引先イオン北海道株式会社、株式会社クレスコ、寿産業株式会社、ザ・サン・ストラテジック・ソリューションズ株式会社、 東京エレクトロン株式会社、株式会社ニッコー、東日本電信電話株式会社、株式会社日立ソリューションズ東日本、フュージョン株式会社、 株式会社フレアサービス、株式会社北海道アルバイト情報社、北海道ガス株式会社、株式会社北海道新聞社、INSIGHT LAB株式会社、 awl株式会社、AI TOKYO LAB株式会社 他(敬称略、五十音順)
調和技研とLICは、今後、「Lango」による上記機能のブラッシュアップを図ることで、「判例秘書」のユーザーにとって、さらに使いやすいサービスへと改善してまいります。
また調和技研は、言語系エンジン群「Lango」に加え、画像系「Visee」、数値系「Furas」と三分野にわたり、AI技術による研究・開発を実施しています。引用:調和技研のAIエンジン「Lango」が 法曹界で圧倒的なシェアを誇る法律情報データベース「判例秘書」に採用|株式会社調和技研のプレスリリース2022年1月18日 13時19分
現在はトヨタ自動車さまの製造現場で、本AIエンジンの性能検証を行っていただいております。今後は現場管理システムへの当社AIエンジンの組み込みの検討を行っていく計画です。
また、画像による良品判定のみならず、引き続き両社で共同開発を進め、音や波形データ等の様々なデータに対する異常検知機能や、異常予知機能など、現場ニーズに沿った機能の開発を検討していきます。
北海道大学発スタートアップの調和技研(札幌市)と共同開発した人工知能(AI)エンジンをトヨタ自動車が秋にも導入する。変速機(トランスミッション)の組み立て時に不良品をみつけ、2021年末に試験導入した同社の衣浦工場(愛知県碧南市)では見逃し件数がゼロ。国内外の拠点での採用も見えてきた。
昨今、少子高齢化を背景とし、人口が減少傾向になるとともに生産年齢人口の減少による深刻な労働力不足への懸念が叫ばれており、近い将来、多くの企業が生産性の向上を目的とした設備投資や業務プロセスの見直しへの取り組みが余儀なくされると予想されます。
これまでコンベア・AGVなどを用いた省人化・自動化によるソリューションを展開してきたNKCが、AI技術による現場の業務分析・改善を得意とする調和技研と手を組み共同開発していくことにより、最先端のAI、IoT技術を用いた省人化・自動化への取り組み、製造業・倉庫業全体が抱える課題のソリューション開発を行なっていきます。
引用:ベアリングのリテーナーとして世界トップレベルのシェアを誇る中西金属工業株式会社との資本業務提携のお知らせ|株式会社調和技研のプレスリリース2022年4月12日 10時00分
AIプログラムの機能を拡充させるとともに、2022年度秋の収穫時期にJA士幌町でフィールド活用し、効果の検証、及びAIの精度を高め、次年度の本格導入を目指します。
また、本AIプログラムは、農業だけでなく経路選択が必要な流通分野への展開も見据え取り組みます。
本協業の成果は他の農作物への応用も可能であり、 農業だけではなくトラック輸送業全般に応用が可能と調和技研では考えています。
今後も調和技研は協業パートナーであるNTT東日本と連携し、 AIやIoTを活用した地域課題の解決を推進してまいります。
引用:農作物集荷配送ルートの課題をAIで解決にむけ、 NTT東日本と協業で配車ルート最適に関する最適化プログラムを開発 – 株式会社調和技研2022年7月4日
今後の株価推移については、今月5日の終値1,115円は時価総額9.36億円で発行済株式数72万、出来高が全く無い日もザラと超絶閑散だが出資及び資本業務提携契約を締結する調和技研が早ければ来年IPOの可能性と言う事で、ワンチャン大化け期待、事と次第に依っては夢のテンバガー狙いで1枚買ってガチホしてみるのも面白いだろう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。