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銘柄考察

クラスターテクノロジー(クラテク) (4240)の株価は今後どうなるか【2022年8月11日(木)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、クラスターテクノロジー(クラテク) (4240)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

過去に1ヶ月で4倍化達成、以降も複数回ストップ高の実績

クラスターテクノロジー(クラテク) (4240)は現在東証グロース市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。

機能性樹脂複合材料から検査機器までナノテクを一貫開発。精密部品に展開。

引用:クラスターテクノロジー(クラスター)【4240】株の基本情報|株探(かぶたん)

この銘柄はチャート(クラスターテクノロジー(クラスター)【4240】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、2013年7月に始値501円から一時2,085円迄、実に4倍超えの上昇を達成した実績が有る。

それからも、折に触れて思惑で動意して複数回ストップ高をつけている。

同社が手掛けるパルスインジェクター(PIJ)は熱の発生を伴わず生体材料に転用が利くことで、再生医療分野で注目されるバイオ3Dプリンターへの応用が期待される状況にある。

引用:クラスターはストップ高カイ気配で一気に新高値、バイオ3Dプリンター関連として人気 | 個別株 - 株探ニュース

記事によると、ミニ臓器は正式には「オルガノイド」と呼ばれ、臓器を構成する複数種類の細胞を立体培養して作るという。ここから、インクジェットのバイオ分野での開発が期待されている同社に思惑的な買いが入っているようだ。

引用:クラスターがS高カイ気配、「ミニ臓器」で思惑的な買い流入 | 個別株 - 株探ニュース

<4240> クラスターT 407 +80
ストップ高。高摺動・耐摩耗バイオマスプラスチック材料サンプル提供を開始したと14日付で発表したことが材料視されている。化石由来原料・鉱物依存を抑制するほか、放置竹林の資源化や竹害抑制に向けた製品。高水準のバイオマス材料でありながら、これまでほとんどなかった摺動や耐摩耗に優れ、石油由来部材の代替となり得る特性を持つという。

引用:新興市場銘柄ダイジェスト:クラスターT、リグアがストップ高 | 株探ニュース

<4240> クラスターT 436 +80
ストップ高。一部メディアが「代表的なエンジニアリングプラスチック(エンプラ)の一つ、ポリアセタール樹脂の代わりとなるバイオマス素材を開発した」と報じ、買い手掛かりとなっている。報道によると「ほぼ完全な植物由来ながら耐摩耗性を高めた。ギアやベアリングなど円滑な動きが必要な部品に向いているという」とされる。新素材の開発で将来の利益拡大が期待できるとの見方から、買いが殺到しているようだ。

引用:新興市場銘柄ダイジェスト:ステラファーマは年初来安値、クラスターTがストップ高 | 株探ニュース

昨日は減益決算を受けPTS大暴落も、PasCom(パスコン)思惑に妙味か

同社は昨日の大引け後、決算(クラスターテクノロジー【4240】、4-6月期(1Q)経常は77%減益で着地 | 株探ニュース)を発表。すると、夜間PTS取引では当日ザラ場終値490円に対し始値432円と10%近く大暴落したが、それから455円迄リバって452円で引けている。

4-9月期(上期)計画の3800万円に対する進捗率は13.2%にとどまり、5年平均の59.4%も下回った。

直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の10.4%→2.4%に急低下した。

引用:クラスターテクノロジー【4240】、4-6月期(1Q)経常は77%減益で着地 | 株探ニュース

尚、同社には目下PasCom(パスコン)に対する期待と思惑が有る模様。

代表的なエンジニアリングプラスチック(エンプラ)の一つ、ポリアセタール樹脂の代わりとなるバイオマス素材を開発した。ヒマシ油から作ったポリアミドに竹炭を加えることで、ほぼ完全な植物由来ながら耐摩耗性を高めた。ギアやベアリングなど円滑な動きが必要な部品に向いているという。

新素材の名称は「PasCom(パスコン)」。

引用:クラスターテクノロジー、植物由来でエンプラの代替材: 日本経済新聞

商品説明 PasCom S40はバイオマス度99%以上と高水準のバイオマス材料でありながら、卓越した耐摩耗性を有し、低比重であることを特徴とした樹脂複合材料です。
充填材の配合により、適度な剛性を有しており、耐久性、省エネルギーの観点のみならず、機械的物性の面でもポリアセタールなどの石油由来樹脂の代替を可能にします。

引用:PasCom S40 | 一般社団法人日本有機資源協会

尚、PasCom S40は既にサンプル提供開始のお知らせ(樹脂製品の概念を変える!クラスターテクノロジー株式会社樹脂製品の概念を変える!クラスターテクノロジー株式会社耐摩耗性、高摺動に優れた低比重バイオマス材料開発(バイオマス度95%以上)、サンプル提供開始)が出されている。

今後の株価推移については、昨日の終値490円は時価総額27.9億円で発行済株式数およそ569万、日足は今年6~7月の360円付近をボトムに雲を上抜けから今月8日には525円迄上昇、週足の移動平均線はパーフェクトオーダー示現、月足は500~600円の雲に挑戦中、過去には1ヶ月で4倍超えの上昇達成及び複数回ストップ高と物色された時の爆発力はお墨付き等、明日は昨日の減益決算を受けて神経質な展開を余儀なくされるやも知れないが大魚を1本釣りすべく監視を継続して長く見て行きたい銘柄の1つだろう。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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