最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、ユークス (4334)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
昨年9月の決算から上振れ開始、オンラインカードゲームの制作発表も後押し
ユークス (4334)は現在、東証スタンダード市場に上場している。銘柄の概要は下記の通り。
ゲームソフトを受託開発。プロレス関連に強く北米向け中心。パチスロ向けなども。
昨年9月中頃迄はしばらく300円台で推移していたが、9月13日引け後の決算(ユークス【4334】、今期経常を85%上方修正 | 株探ニュース)を転機に上振れ開始。
ストップ高の478円水準でカイ気配となっている。
中略
ゲームソフト分野でプロレスゲームの開発進捗による貢献に加えて、パチンコパチスロ、モバイルコンテンツなど各分野ともに新規案件の獲得が順調に進んでいることが要因としている。
新規ゲーム制作ネタも後押しに、11月18日には年初来高値を650円迄高猫。
世界的な人気を誇るDCコミックスのスーパーヒーローや悪役が登場する。22年秋の配信を予定しているという。
最新決算では進捗率が驚異の500%近い水準、今日は4年振りの800円突破
先週10日の大引け後、決算(ユークス【4334】、2-4月期(1Q)経常は62%増益・上期計画を超過 | 株探ニュース)を発表。これが好感され、当日終値610円に対して翌日は窓開けGUで2018年8月以来となる700円台回復のストップ高710円で寄り付き、一時690円迄売られるも高値で引け。
2-7月期(上期)計画の7300万円に対する進捗率が491.8%とすでに上回り、さらに前年同期の40.3%も超えた。
ユークス<4334>=ストップ高。同社は10日取引終了後に、23年1月期第1四半期(2~4月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比62.8%増の3億5900万円となり、上半期計画の7300万円を大きく超過した。売上高は同88.5%増の10億100万円で着地。ゲーム、パチンコ・パチスロ、モバイル各分野で複数のプロジェクトの開発が順調に進行しているという。また、為替差益1億1100万円を営業外収益に計上したことが経常利益を押し上げた。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
尚、先日新規IPO上場したVTuber関連銘柄であるANYCOLOR (5032)が数日で大幅上昇している点も物色熱を加速させている要因かも知れない。
Vチューバーグループ「にじさんじ」の運営などを行っており、成長性への期待が強いようだ。
VTuberなどの収録配信はもちろん。ライブ配信アプリにも対応いたします。配信システムの開発も行っております。
明けて今日は全体地合いの悪化及び前日の首吊り線示現も警戒されたか始値709円から一時678円迄下落したがその後反発、後場にはこれまた2018年8月以来となる800円台回復から一時850円迄買われて年初来高値、その後は天井を打つも終値820円で引けている。
今後の株価推移については、日足の直近節目は全てクリア、月足は18年のYH858円が目前且つ一目均衡表の雲上限893円処も十分射程、件のDCデュアルフォースは2022年秋に全世界へ向けて配信・発売予定、過去のチャート(ユークス【4334】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると数倍相場を何度か形成した実績、今日は直近高値圏にも関わらず出来高200万株超えの今年一番の大商いで上値追い気勢旺盛等を鑑みれば、今回の相場も調整を挟めど行く行く株価1,000円を試して来る可能性は当然有り得るだろう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。