最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、ケイブ (3760)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
過去には数倍相場を複数回達成も、その都度尽く全モ
ケイブ (3760)は現在、東証スタンダード市場に上場しており、銘柄の概要は下記の通り。
ソーシャルゲームが主力。モバイル・コンテンツプロバイダ大手。ゲーム開発は多岐の媒体。
この銘柄はチャート(ケイブ【3760】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かる通り、過去に何回か数倍相場を形成しており、どれも全モしている。
台湾にソーシャルメディア事業及びモバイルオンライン事業を扱う子会社を設立し、ライブ配信事業の人材確保やアプリのクオリティの向上を目指すことに伴う措置としている。
<3760> ケイブ 1040 -82
大幅続落。第三者割当で新株予約権計9000個(潜在株式数計90万株)を発行すると発表している。調達資金の約15.5億円は新規ゲームの開発費用や運用タイトル「ゴシックは魔法乙女」の改修費用、海外新規事業(非ゲーム事業を予定)の展開などに充てる。発行済株式総数527万7900株(2月28日現在)に対する潜在株式数の割合は17.05%に達するため、将来的な株式価値の希薄化を懸念した売りが優勢となっている。
ケイブ<3760>=急速人気でストップ高。同社はオンラインゲーム運営やライブ配信事業などを手掛けるが、24日取引終了後、同社の台湾子会社がデジタルコンテンツビジネスにおける海外企業などとの業務提携を支援する新規事業を開始することを発表した。また、同子会社が開発しているライブ配信アプリのリリース時期が22年1月に決定したことも併せて発表しており、これが投資資金の食指を動かした。同社株は7月中旬以降大幅な調整を強いられ、今月20日に872円で年初来安値をつけて間もない状況にあったが、目先底入れ反転の動きを鮮明としている。
ゲーム事業で主力のスマートフォンゲーム「ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~」が振るわなかったことに加え、動画配信関連事業も低調だったことが響いた。また、株式報酬費用3億4700万円を計上したことも利益を大きく圧迫した。
ケイブ<3760>=ストップ高。同社はオンラインゲームの運営を柱に家庭用ゲームやライブ配信サービスなどにも展開する。1日取引終了後、スマートフォンゲーム開発運営会社の、でらゲー(東京都渋谷区)と資本提携をおこなうことを発表、これを材料に投資マネーが流入している。でらゲーを割当先とする65万株の第三者割当増資を実施する(発行価格は908円)。ケイブの株価は10月14日に846円の年初来安値を形成したが、その後はリバウンドに転じ、10月下旬以降は900円台前半でのもみ合いとなっていたが、きょうはこの発表を受け寄り付きから大口の買い注文が入り4ケタ大台復帰をにらむ展開となっている。
<3760> ケイブ 829 -234
年初来安値。海外子会社のCave Interactive Taiwan(台湾)がライブ配信アプリの開発を中止すると発表している。ゲーム領域以外の事業の創出を目指して開発を進めてきたが、事業環境や競合他社の動向などを鑑みて正式サービスを行えるクオリティを確保することは困難との結論に達したという。22年5月期の業績(合理的な業績予想の算定が困難として非開示)に与える影響は現在精査中としている。
モンスターストライク開発のでらゲーを子会社化、往年の爆発力に期待
同社は今月3日の大引け後、材料(ケイブ【3760】2022年06月03日 開示情報 - 株式会社でらゲーの株式取得(子会社化)に関するお知らせ)を発表。すると翌日のマーケットはこれを素直に好感し、前日終値895円だった株価は翌日と翌々日に寄らずのストップ高引け。制限値幅4倍適用となった3日後に始値1,495円で寄り付き、当日には一時1,590円迄年初来高値を高猫。
<3760> ケイブ 1045 +150
ストップ高比例配分。でらゲーの全株式を取得し子会社化すると発表。でらゲーは、現在同社の大株主であり、代表作「モンスターストライク」の開発を手掛けるなど、スマホゲームの開発運営において実績のある会社。21年3月期売上高は89.7億円、営業利益13.5億円となっている。同社は21年5月期まで5期連続で営業赤字を継続しているが、でらゲー連結化によって今後の黒字転換が想定される状況に。
ケイブ<3760> 1345+300
でらゲーの子会社化を引き続き好材料視。
それから数日後には1,183円迄調整したが、今日は終値1,469円で引けて再度上値を伺う雰囲気を醸成している。
今後の株価推移については、日足の節目はYH1,590円、週足は21年1月以来の一目均衡表の雲を上抜け、月足は去年YH2,867円迄上昇した時以来の雲突入、13年11~12月には998→5,200の短期5倍相場を形成と爆発力は実証済み、今日の終値換算で時価総額86億円程だが仮にでらゲーが単体でIPO上場した場合果たして100億円に満たない水準で収まるか等を念頭に置けば、いずれYH1,590円を突破して2,000円、更に進展次第ではその上も十二分に狙える要素を兼ね備えていると夢想するのはいささか論理が飛躍し過ぎだろうか。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。