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銘柄考察

櫻護謨(5189)の急騰をどの様にして予見出来たか【2023年4月1日(土)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。当記事を参考に株式取引をした結果損失が発生したとしても、責任は一切取れない点は十二分に留意された。

今回取り上げるのは、櫻護謨(5189)。

年安から5日で2倍、初動からでも1.5倍超えの上昇達成

櫻護謨(5189)の概要は下記の通り。

ゴムホース大手。消防・防災関連向けなど。航空自衛隊、ボーイングの認定工場。

中略

発行済株式数 1,012,000 株

引用:櫻護謨(桜ゴム)【5189】株の基本情報|株探(かぶたん)

先月24日の大引け後、上方修正と増配(櫻護謨【5189】、今期経常を77%上方修正、未定だった配当は25円増配 | 株探ニュース2023年03月24日15時30分)を発表。

後述しているが、この銘柄で着目したのはPBR1倍割れと発行済株式数と時価総額。上方修正と増配が出た事で株価水準訂正、換言すれば株価を上昇させる大義名分が発生、PBR1倍割れと発行済株式数100万株程と時価総額50億円未満の状況から目をつけた短期筋が介入すれば時間軸は不明ながらもワンチャン理外の大引けが有るかも知れないと睨んだ。

東証は「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議の論点整理」と題する1月30日付の資料で、株価純資産倍率(PBR)が継続的に1倍を割れている企業に対し、改善に向けた計画をまとめるよう今春から求める方針を示した。東証からの数多くの通知の一つだったが、企業および市場の反応は驚くほど迅速だった。

引用:割安株の急伸目立つ、「PBR1倍割れ」企業への東証の改善要求で(Bloomberg) - Yahoo!ニュース配信

PBR(株価純資産倍率)が1倍を超えるまで年間10億円以上の自社株買いを実施するといった新たな還元策が好感された。

引用:岡三証券、ストップ高 新株主還元方針に期待 - 日本経済新聞2023年3月27日 20:25

時価総額 1,089億円 発行済株式数 231,217,073 株

引用:岡三証券グループ(岡三)【8609】株の基本情報|株探(かぶたん)

24日(金)終値2,706→27日(月)寄らずストップ高磔獄門の刑3,210。

加えて、宇宙関連銘柄であるispace【9348】が4月12日にIPO上場を控え、同胞セクターとして物色の可能性も考慮。

会社側からの【修正の理由】
売上高は、消防・防災事業、航空・宇宙、工業用品事業の両事業において、当初計画を上回る見込みとなりました。利益面は、原材料価格やエネルギーコスト上昇の影響は大きいものの、営業利益ならびに経常利益は当初計画を上回る見込みとなりました。計画に対する上振れは、売上高が当初計画を上回る見込みとなったこと、航空・宇宙、工業用品事業の受注回復を受けた工場稼働率の向上が主

引用:櫻護謨【5189】、今期経常を77%上方修正、未定だった配当は25円増配 | 株探ニュース2023年03月24日15時30分

28日(火)始値2,985→安値2,858→高値3,200→終値3,195、29日(水)始値3,265→安値3,265→高値3,895→終値3,895。

29日(木)寄らずストップ高4,545。

30日(金)寄らずストップ高5,250。

来週月曜日以降の株価推移は当然不明だが、PBR1倍処の約7,639円且つ20年2月につけた7,800円辺りが次に意識される可能性は当然想定され、それより上に行くならば06年10年の8,400円、更に高みを目指すならそれこそ5桁1万円すらあながち絵空事とは嘲笑出来まい。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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