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銘柄考察

マナック・ケミカル・パートナーズ (4360)の株価は今後どうなるか【2022年4月21日(木)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、マナック・ケミカル・パートナーズ (4360)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

昨年10月にテクニカル上場

マナック・ケミカル・パートナーズ (4360)は、前身のマナック (4364)が2021年10月1日にテクニカル上場単独株式移転による持株会社体制への移行に関するお知らせ)した。現在は東証スタンダードに所属し、銘柄の概要は下記の通り。

臭素化合物最大手。難燃剤やファインケミカル事業が主力。人工透析薬剤事業も。

引用:マナック・ケミカル・パートナーズ(MCPs)【4360】株の基本情報|株探(かぶたん)

当日の始値は733円、しかしそこからはジリ下げ基調。出来高も日に数千株程の薄商いで、今年2月22日には年初来安値469円迄売られた。

テレビ報道を端緒に急動意、目下3日連続ストップ高で青天井相場の様相も

そんな折、4月18日に放映されたテレビ放送(マナック-ストップ高買い気配 18日放送のWBSを好感か 改質リグニン関連として動意 - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス)が急転直下の転機となり関連銘柄として物色、前日場中の国会議員(山田太郎 ⋈(参議院議員・全国比例)(@yamadataro43)さん / Twitter)のツイートも援護射撃になったか翌日は前日終値519円に対してGU526円で寄り付き、終値はストップ高619円で引けた。

 マナック・ケミカル・パートナーズ<4360>がストップ高買い気配。18日放送のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト(WBS)」において、石油に代わる国産新素材として改質リグニンが取り上げられたことが材料視されているようだ。

引用:マナック-ストップ高買い気配 18日放送のWBSを好感か 改質リグニン関連として動意 - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス

株式会社リグノマテリア(所在地:東京都新宿区四⾕3-2-2、代表取締役社⻑:三浦善司)、国⽴研究開発法⼈森林研究・整備機構森林総合研究所、東京⼯科⼤学、マナック株式会社、株式会社エルアンドコージー、宮の郷バイオマス有限責任事業組合、ネオマテリア株式会社からなる共同事業体は、スギを原料として製造する新素材「改質リグニン」を製造する実証プラントを竣⼯し、試験⽣産を開始します。改質リグニンは森林総合研究所で開発された⽊材由来の新素材で、耐熱性などの⾼い性能に加え、⽯油化学製品では達成できない環境適合性を併せ持つこれまでにない⼯業材料として注⽬されています。実証プラントは、改質リグニンの安定⽣産を実証する世界初のプラントで、林野庁の補助事業「林業分野における新技術推進対策のうち⽊質新素材による新産業創出事業(地域資源を活⽤した改質リグニン製造産業のモデル開発)」で建設され、令和3年6⽉30⽇に竣⼯します。実証プラントでは、⽣産技術の効率化を進めると共に、改質リグニンの試験⽣産を開始します。

引用:改質リグニン製造実証プラントが試験⽣産を開始します〜地域の森林資源を⽤いた新素材産業の創出をめざして〜

明けて翌日、更に窓明けGUから始値675円で寄り付き、一時661円迄下押しするもその後またしてもストップ高をつけて終値は719円。そして、今日は寄らずのストップ高で869円迄上昇している。

類似の思惑を発端とする短期暴騰相場と言えば、2019年の中村超硬 (6166)が想起されよう。

ゼオライトは結晶構造に由来したミクロ多孔性のアルミノケイ酸塩鉱物で工業用途における重要物質として知られる。これを手掛かり材料に投機資金が集中しているが、時価総額が100億円未満と小型なうえ、2018年の高値から直近安値まで株価が20分の1以下に下落していたことで、株式需給面から売り物が枯れ切っていたことが急騰相場につながった。

引用:中村超硬は4日連続ストップ高、値幅制限拡大でも上限に張りつく | 個別株 - 株探ニュース

株価は300円台からストップ高を連発して、わずか7営業日でほぼ5倍となった。

引用:中村超硬は連日S高カイ気配、ゼオライトナノ粒子製造技術を手掛かりに底値から5倍化 | 個別株 - 株探ニュース

尚、今日引け後の夜間PTSではストップ高1,019円で寄り付き、安値890円をつけてから反発、現在は970円付近で推移している。今回の相場がどこ迄行くかは現時点では当然不明ながらも、今日の終値時点でテクニカル上場後の高値733円を高猫している、テクニカル上場以前は株価が1,000円を超えていた時期がある、2020年1月には思惑(マナック---昨年来高値、新型ウイルス対策関連として連日の急騰 | 個別株 - 株探ニュース)で始値631円から上場来高値を一時2,340円迄高猫して3倍超えの相場を形成した等を鑑みれば、明日以降も資金流入が継続して4桁突破から更に続伸する展開は期待出来る。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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