最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、イメージ・マジック（イメマジ） （7793）について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
初値は公開価格から大幅上昇も、その後大暴落
イメージ・マジック（イメマジ） （7793）は2022年3月3日(木)、東証マザーズに新規上場（IPO）した。現在は東証グロース市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。
プリントのプラットフォーム提供や、オリジナルプリントグッズの作成を手掛ける。
公開価格は1,230円で、初値は2倍を超える2,851円（【IPO】イメージ・マジック＜7793＞---初値は2800円（公開価格1740円） | 株探ニュース）。当日は一時2,871円迄買われたが、既存大株主のVC（ベンチャーキャピタル）のロックアップが公開価格の1.5倍を超えて解除された事もあってか売り圧力が強まり、ストップ安張り付き引け（イメージＭはＳ安の２３００円で引ける、きょうマザーズ市場に新規上場 | 株探ニュース）。その後も続落し、同月8日には上場来安値を一時1,710円迄安猫し、初値から1,000円以上暴落した。
目先の下値メド確認、上場後最初の決算も通過して上放れ期待
ただ、翌日は売り枯れた様で陽線引け。更に翌日は窓明けGUから終値2,094円で引け。決算前日の17日には、先回りの期待買いも入ってか2,497円迄続伸。3月17日引け後、上場後最初の決算（イメージ・マジック【7793】、5-1月期(3Q累計)経常は3.5億円で着地 | 株探ニュース）を発表し、翌日は大幅GDでストップ安1,832円で寄る（イメージＭは一時Ｓ安、第３四半期営業利益の進捗率７９％も織り込み済み | 株探ニュース）も、その後は買いが優勢となって一時2,086円迄買われて寄り底陽線を示現。
それから数日間は2,000円付近で調整した後、29日には一時2,320円迄買われ、決算後の安値から500円近くリバ。その後は再度調整に入るも、2,100円付近を軸に推移。以降は小動きの展開が続いたが、昨日は久々の陽線示現で終値は2,200円超え、そして今日は前引け時点で一時2,437円まで続伸している。
目下1,710円で下値メドは確認済み、上場後初の決算も通過、2,000円付近をサポートに根強い買い需要、チャートは上昇の兆しが見える等の現状から、安い所を拾っておけば堅実に利益が狙えそう。又、今後需給が更に好転したり何かしらのポジティブ材料が出されれば今のレンジを突破する公算が高い事からも、長い目で生暖かく見守って狙ってみるのも面白いと言えるだろう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。