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銘柄考察

AnyMind Group (5027)、アセマネが新規大量保有【2023年4月5日(水)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回取り上げる銘柄は、AnyMind Group (5027)。

現在は公開価格を下回るが、底値寂聴の兆し

AnyMind Group (5027)の概要は下記の通り。

ブランド企業向けマーケティング支援やクリエイター向け収益化支援などを手掛ける。

引用:AnyMind Group(エニマインド)【5027】株の基本情報|株探(かぶたん)

この銘柄は、一昨日3月29日(水)東証グロース市場に新規上場(IPO)した。公開価格1,000円、初値1,000円、上場来高値1,086円、上場来安値861円。

我々の事業は成長の余地がある。特に、東南アジアやインドを含めアジアは、向こう5~10年と伸び続ける市場だと見ていて、この上場を新たなステップとして、中長期でしっかりと成長していける会社を作っていきたい。

中略

国内市場の拡大余地も多い。ただ、中長期の目線で言うと、5~10年先のようなスパンでは、東南アジアやインドの市場はさらなる伸びが予想されている。そこでしっかりとシェアを取って、国内市場を海外市場とともに成長させていきたい。

中略

―売り上げや利益の中長期の伸びは
成長国×成長産業で事業を行っているので、市場自体が凄く伸びている。前年比で少なくとも30%程度の売上高成長率を向こう3~5年ぐらいのスパンでは、しっかりと維持していきたい。それに伴って利益も改善しながらその成長率を維持していくことを目指す。

中略

―M&Aのスタンスは
M&Aは創業以来7件手掛けている。買収した会社の業績を全て伸ばすことができている。

中略

―今後、海外のどのエリアを攻めるのか
今はアジアの主要国のほとんどに進出しているが、東南アジアや中華圏、日本、インド・中東でしっかり伸ばしていく。韓国やオーストラリアには拠点を持っていないので、その市場はどこかのタイミングで検討したい。中長期ではアジア以外の国への進出も考えている。

新興国で先行者メリットを取りながら事業を拡大してきたので、今後伸びると言われているアフリカなどは、展開の可能性がある。

引用:上場会見:AnyMind Groupの十河CEO、クロスセル・クロスカントリーで成長 | CAPITAL EYE2023年3月31日

決算には大きな変化があった。2017年から2022年まで売上高において年平均54%の成長を遂げてきたエニーマインドだが、ついに2016年の創業以来、通期で初となる黒字化を達成したのだ。

中略

今回の上場で忘れてはいけない点の1つが、機関投資家が事前に購入意志を表示するIoI(Indication of Interest)が実施されたことだろう。IoIは投資家の呼び水の役割を果たす効果があり、これまでfreeeビジョナルが上場時にグローバルオファリング(国内外同時に株式を募集・売り出しを行うこと)で取り入れてきたが、国内オファリング(旧臨報方式)でのIoIは、エニーマインドが初めてだと同社は説明する。

株式取得を表明したのはアセットマネジメントOneで、その額は最大7億円だ。アセットマネジメントOneがIoIを示したのは、2度目の上場申請時から。延期を経ても同社が表明を取り下げることはなかった。

中略

上場後も海外市場へは積極攻勢をかけていく。

引用:AnyMindが2度の延期から悲願の上場。「不安を払拭したい」十河CEO単独インタビュー | Business Insider JapanMar. 29, 2023, 09:10 AM 

昨日の大引け後、新規5%超え大量保有報告書が提出された。

◆義務発生日 保有割合(前回→今回)   保有株数    提出日時
2023/03/31  ― % → 9.11%    5,190,700  2023/04/04 16:42

引用:エニマインドについて、スパークス・アセットは保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース2023年04月04日16時46分

<5027> AnyMind 930 +38
大幅に続伸。スパークス・グループ<8739>傘下の投資運用会社スパークス・アセット・マネジメント(東京都港区)が519万0700株(保有割合9.11%)を所有していることが5%ルールに基づく大量保有報告書(特例対象株券等)で明らかになり、買い材料視されている。保有目的は「投資一任契約」及び「投資信託委託契約」に基づく純投資。報告義務発生日は3月31日だった。

引用:新興市場銘柄ダイジェスト:アクシスCは大幅に反発、ビズメイツが大幅に続落 | 株探ニュース2023年04月05日16時02分

今日の終値930円は時価総額530億円で発行済み株式数およそ5,698万株、IPO後セカンダリで一時は公開価格を8%程上回るも現在は低迷だがチャート的に底値寂聴の様相、昨日の大引けにアセットマネジメントが新規5%超え大量保有報告書を提出、事業は成長の余地で創業以来の黒字決算や海外市場へは積極攻勢等、行く行く公開価格1,000円奪還から上場来高値1,086を突破してロックアップ解除1.5倍の1,500を試して来る期待感が何とは無しに涌いて出て来はしまいか。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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