最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、クルーバー (7134)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
今年12月IPO、上場ゴールで公開価格の半値に大暴落
クルーバー (7134)は2021年12月23日(木)、JASDAQスタンダード市場に上場した。現在は東証スタンダードに所属し、銘柄の概要は下記の通り。
自動車やバイク用品のリユース品の買取・販売、新品卸売りなどを手掛ける。
公開価格は2,160円、初値は1,800円、上場来高値は1,800円、上場来安値は1,013円。
ジャスダック市場に新規上場したクルーバー<7134>は、公開価格2160円を360円(16.7%)下回る1800円で初値をつけ、その後も軟調な動きで1632円で取引を終えた。
リユース業態となるアップガレージにおいて店頭販売及びEC販売が好調に推移しており、直営店売上高及びフランチャイズ店舗のロイヤリティ収入、EC手数料収入等の売上高増加や、コスト削減を進めたことによる販管費の減少により
あわせて発表した1月度(速報)の国内アップガレージ店舗における直営店既存店売上高は前年同月比6.3%増、全店では同5.5%増となった。フランチャイズ店の既存店売上高は同9.4%増、全店では同12.0%増。
クルーバー<7134> 1242 +48
22年3月期予想を上方修正、配当の5円増額も評価。
1,000円割れ寸前で底打寂聴、その後半年で1.7倍のリバ鳥麗子達成
チャート(クルーバー【7134】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると、3月14日に上場来安値1,013円をつけてから底打寂聴、それから先月26日にはYHを1,770円迄綾鷹し、都合1.7倍程のリバ鳥麗子を達成した。
全体売上高は14.75億円(前年比108.6%)となり、増加率は前月(107.3%)を上回り、販売及び買取が好調に推移した。
一方、フランチャイズ店の売上高は、全店が12.39億円(同110.7%)、既存店が11.85億円(同107.1%)となった。
2022年3月スタートの中古自転車の買取・販売を行う新業態「アップガレージ サイクルズ」は、中古自転車関連の買取依頼や問い合わせが着実に増加した。さらに女性や子ども連れの顧客にも多く利用され、新たな顧客層の開拓も順調に進んだ。これらの施策により、直営店舗における既存店売上高は前年同期比1.3%増となった。フランチャイズ関連も、新規出店及びフランチャイズ店舗の増収によるロイヤリティ、EC手数料、その他付帯収入が順調に増加した。この結果、リユース業態(直営店舗運営、フランチャイズシステムの運営、ECサイト運営)による収入は15.77億円となった。
世界的な半導体不足など影響による新車の納期遅れや、物価上昇がリユース事業であるアップガレージにはプラスに作用したと思われる。
中略
10月にはタイヤメーカー各社の値上げも予定されており、9月には駆け込み需要も予測される。
今後の株価推移については、今日の終値1,624円は時価総額42.6億円で発行済株式数およそ262万且つ配当利回り3.39%、日足は今年3月14日につけた上場来安値1,013円から底打寂聴して移動平均線パーフェクトオーダーの上昇トレンドで先月26日にはYHを1,770円迄綾鷹、月次売上状況は好調継続等、行く行く初値であり上場来高値の1,800円突破から公開価格2,160円奪還を果たす日が訪れるかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。