最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、デコルテ・ホールディングス (7372)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
去年6月IPO、上場ゴールで初値から半値割れの大暴落
デコルテ・ホールディングス (7372)は2021年6月22日(火)、東証マザーズ市場に新規上場した。現在は東証グロース市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
ウェディングフォトスタジオや家族向けのほかフィットネスジムの運営を手掛ける。
公開価格は1,720円、初値は1,582円、上場来高値は1,680円、上場来安値は719円。
<7372> デコルテHD 1334 -
公開価格(1720円)を8.0%下回る1582円で初値を付けた。フォトウエディングやアニバーサリーフォトなどをサービスするスタジオ事業のほか、フィットネス事業を展開する。21年9月期の営業利益予想は前期比104.0%増の8.50億円。スタジオ事業が順調に推移しており、利益が倍増する見通し。第2四半期累計の実績は5.86億円で、進捗率は68.9%となっている。
IBJ (6071)が新規5%超え保有、更にMIXI (2121)と資本業務提携を締結
先月14日の大引け後、IBJ (6071)が同社に対して新規5%超え大量保有報告書(デコルテHDについて、IBJは保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース2022年09月14日15時34分)を提出。
◆義務発生日 保有割合(前回→今回) 保有株数 提出日時
2022/09/07 ― % → 5.08% 287,800 2022/09/14 15:30引用:デコルテHDについて、IBJは保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース2022年09月14日15時34分
更に先月28日の大引け後には、突然MIXI (2121)絡みの材料(デコルテHD【7372】2022年09月28日 開示情報 - 株式会社ミクシィとの資本業務提携に関する基本契約書の締結、当社株式の売出し並びに主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ)を豆乳。
<7372> デコルテHD 1229 +77
大幅に反発。ミクシィ<2121>と資本業務提携を締結したと発表している。筆頭株主のキャス・キャピタル・ファンド六号からデコルテ・ホールディングス株153万2400株(議決権所有割合30.06%)を市場外の相対取引でミクシィが取得し、筆頭株主となる。取得価額は約18.6億円。両社が保有する経営資源を相互に活用しサービスの拡充や新規事業の検討・開発などに取り組むほか、共同して新業態への投資や企画・運営などを行う。
今後の株価推移については、今日の終値1,270円は時価総額72億円で発行済株式数567万、日足は今年1月28日につけた上場来安値719円で底打寂聴から先月30日の1,380円迄1.9倍リバ鳥麗子、週足は去年揉み合った1,400~1,500円が次の節目、月足は先月およそ半年振りに大陽線示現、時価総額410億円のIBJ (6071)が新規5%超え大量保有報告書を提出、更に時価総額1,838億円のMIXI (2121)が突然筆頭株主に躍り出て資本業務提携を締結するサプライズでワンチャンTOBなりの思惑が発生等、行く行く初値1,582→上場来高値1,680→公開価格1,720円をブレイクするポテンシャルが有るので無かろうか。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。