最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、アイスタイル (3660)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
米国Amazon(アマゾン)材料を受け、目下2日連続の寄らずストップ高で高磔獄門の刑
アイスタイル (3660)は現在東証プライム市場に所属しており、銘柄の概要は下記の通り。
化粧品の口コミサイト「@コスメ」を運営。20-30代女性に照準。店舗展開、通販も。
同社は今月15日の大引け後、決算(アイスタイル【3660】、今期経常は黒字浮上へ | 株探ニュース)と材料(アイスタイル、米国Amazonおよび三井物産(株)と業務資本提携 ~生活者のお買い物体験向上等を通じたさらなる事業成長に向けて~ [istyle 株式会社アイスタイル])(Amazon.com, Inc.との業務資本提携及び同社に対する第1回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第24 回新株予約権の発行、三井物産株式会社との業務資本提携及び同社に対する第2回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行、トリプルフォー投資事業組合に対する第3回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行並びに株式会社ワイに対する第 25 回新株予約権の発行に関するお知らせ)を開示した。すると翌日の株価は前日終値293円に対してストップ高磔獄門の刑373円で引け。明けて今日も453円で張り付いて引け、夜間PTSでは3連続ストップ高となる773円で寄り付き、一瞬675円迄売られた後、現在は720円付近で推移している。
お客様にとってより価値の高いサービスを提供しながら相互のビジネスを成長させていくための最適なパートナーであるという両社の考えのもと、このたびの業務資本提携に至りました。
7.募集後の大株主及び持株比率
募集前(2022 年6月 30 日現在) 募集後
吉松 徹郎 9.64% Amazon.com, Inc. 36.95%
<3660> アイスタイル 373 +80
ストップ高比例配分。前日に22年6月期決算を発表。営業損益は4.53億円の赤字だったものの前期比で赤字幅は縮した。第4四半期の営業利益は前年同期比6.6倍で第3四半期に続けて黒字で着地。さらに、23年6月期の営業損益見通しは5億円の黒字化を見込む。また、アマゾン・ドット・コム、三井物<8031>とそれぞれ資本業務提携を行うことを発表。決算発表と合わせポジティブ材料に。
明日はいよいよ上限値幅4倍戦、夢の上場来高値1,807円超えを目指せるか
明日はいよいよ上限値幅4倍戦と言う事で、類似のケースを確認する。尚、アイスタイル (3660)は今日終値453円で時価総額336億円、発行済株式数にしておよそ7,414万程。
GAFAMの一角Google(グーグル)が大株主であるプレイド (4165)
Amazon(アマゾン)と言えば、GAFAM。プレイド (4165)は現在、GAFAMの1つGoogle(グーグル)が第4位大株主。
株主名 持ち株 変動 比率(%) 株式数 倉橋健太 ↓ 28.60 10,965,000 柴山直樹 ↓ 18.43 7,066,000 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) ↑ 6.43 2,466,000 グーグル・インターナショナル 3.71 1,420,900
プレイド (4165)は発行済株式数にしておよそ3,859万程で、チャート(プレイド【4165】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると、後悔価格1,600円に対して初音3,190円で寄り付き、その後5,080円迄上場来高猫したが、360円迄逆テンバガーを達成している。
米セールスフォース・ドットコムと業務・資本提携のシナジーマーケティング(3859)
次に、海外の大手企業と提携ネタ枠で、シナジーマーケティング(3859)。
2010年10月、セールスフォース・ドットコムとシナジーマーケティングが国内で初めて業務・資本提携を締結。この提携にもとづき、「Force.com」プラットフォームを基盤にするクラウド型マーケティングアプリケーションを開発、翌2011年2月に「Synergy!LEAD」をリリースしました。以来、100社を超える企業にご採用いただきました。
引用:私たちが提供する価値|Synergy!LEAD | シナジーマーケティング株式会社 SynergyMarketing
発行済株式数は確認出来なかったが、チャートを見ると初動1,000円付近からおよそ2ヶ月で一時7,000円超えのテンバガーを達成してる。
役満【数え役満】
2010年 シナジーマーケティング(3859)
中略
チャートは以下の通り。
同社はその後、ヤフー(4689)(現Zホールディングス)にTOB(シナジーマーケティングがストップ高買い気配、ヤフーが1株1006円でTOBを実施 | 株探ニュース)された。
中国の蘇寧電器と業務・資本提携のラオックス (8202)
次に、同じく海外の大手企業と提携ネタ枠で、ラオックス (8202)。
2009/06/25 22:41
家電量販大手のラオックス(山下巖社長)は6月25日、中国の蘇寧電器と日本観光免税との業務・資本提携を行い、第三者割当増資を実施して計19億円を調達すると発表した。7月24日に開く臨時株主総会で正式決定する。これにより、蘇寧電器と日本観光免税側はラオックス株の55.0%を取得し経営権を掌握。取締役4名、監査役2名を派遣し経営再建を急ぐ。
ラオックス (8202)のチャート(ラオックス【8202】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると、同月の始値360円に対して2,940円をつけ、翌月も勢いそのままに始値3,740円で寄り付いてから一時4,540円迄上昇し、1ヶ月でテンバガー超えを達成している。
尚、同社の発行済株式数は現在9,333万だが、2016年に10対1の株式併合を実施したので、当時のそれはおよそ9億3,330万。
1.株式併合の割合 当社普通株式について 10 株を1株に併合する
2.株式併合の効力発生日 平成 28 年7月 1 日(金)
以上引用:株式併合に関する公告
今後の株価動向については、今日終値453円は時価総額336億円の発行済株式数にしておよそ7,414万程、日足は目下寄らずの2連続S高でYH高猫済み、週足は一目均衡表の雲を上抜け、月足は600~1,000円に浮遊する広大な雲、米国GAFAMの一角Amazon(アマゾン)が突如として筆頭株主に踊り出る超絶サプライズは直近記憶に無い水準で思惑相場の香ばしい匂いプンプン等、考え得るシナリオとしてはよもやの明日もストップ高磔獄門の刑で値幅値幅4倍継続するか、はたまた寄り付いて結局ストップ高に張り付く若しくは大暴落するか等有ろうが、いずれ上場来高値1,807円を高猫する夢希望にベットするならば目を瞑って思考停止JCガチホ難平戦略も当然に立派な選択肢の1つだろう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。