最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、日本通信(ポンツー) (9424)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
過去に短期10倍超え相場形成、FPoSで時価総額5,000億円が経営視点の1つ
日本通信(ポンツー) (9424)は現在東証プライム市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
仮想移動体通信事業のパイオニア。MVNOの付加サービス提供。デジタルID構築強化。
この銘柄はチャート(日本通信【9424】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、14年1月から同年7月にかけて、半年で都合テンバガー超えの超絶大相場を形成した実績が有る。
7日のジャスダック上場の日本通信(9424)の売買代金は1632億円となり、東証1部を含む全市場で1位となり、2位のアイフル(8515)の641億円以下を大きく突き放しました。短期筋が、小型株での値幅取りの動きを加速させている結果といえるでしょう。
中略
これが株式投資の醍醐味です。このような爆発力のある銘柄を強い握力でホールドし続けることも、成り上がるためには、時として必要です。
引用:半年で株価10倍超!日本通信の爆騰でわかった成り上がるための銘柄は「3つの条件と2つのテーマ」で探せ!|最下層からの成り上がり投資術!|ザイ・オンライン
その後、時価総額5,000億円に言及している。
経営の視点
FPoS商用化開始から3~5年で時価総額5,000億円の事業規模に成長させることを経営視点の1つにおいています。
日本通信<9424>=後場急伸。午後0時30分ごろ、同社のフィンテックプラットフォーム「FPoS(エフポス)」の基盤技術であるフィンテックの安全を担保する技術が3つの特許を取得したと発表しており、これが好感されている。会社側によると、FPoSはスマートフォンを使って世界で最も安全に金融取引を実現できる特許技術であり、今後は国内におけるデファクト化を進めるとしている。
今月の最新決算を受け、短期30%上昇でYH高猫
同社は今月4日の大引け後、決算(日本通信【9424】、4-6月期(1Q)経常は7.2倍増益で着地 | 株探ニュース)を発表。すると、翌日の株価は前日終値204円に対して窓開けGU始値215円で寄り付き、安値208円、高値221円、終値213円で引け。その翌日はGD始値211円で寄り付くも、昨日は一時259円迄YH高猫と、決算前日から数日で都合30%程の上昇を演じている。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の2.3%→11.7%に急改善した。
日本通信<9424> 213 +9
第1四半期高い業績変化率を材料視。
日本通信<9424> 232 +19
第1四半期の業績変化率を引き続き材料視。
日本通信<9424> 245 +13
第1四半期決算評価の流れが継続。
同社株が買いを集める背景には足もとの業績が変貌していることが挙げられる。仮想移動体通信事業者(MVNO)のパイオニア的存在で、業績は長く苦戦を強いられていたが、前期を境に急回復に転じていることが注目されている。低価格プランを武器に個人向け需要の開拓を進める一方、法人向けも好調で利益率が高まっている。
今後の株価推移については、今日の終値246円は時価総額404億円で発行済株式数およそ1億6,425万、日足はYHを7月につけた235円から昨日には259円迄高猫済み、週足は21年11月以来の大陽線、月足は過去に複数回290円辺り迄上昇、8年前に半年で10倍超えの大化け実績、FPoSで時価総額5,000億円の思惑、最近は物色された数百円の銘柄が短期で大幅上昇する傾向が顕著等、1枚3万円未満と購入ハードルも低く興味本位の参加券として1口乗ってみるのも一考だろう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。