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銘柄考察

AIAIグループ(6557)、決算が好感され夜間PTSでストップ高【2023年11月3日(金・文化の日)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回取り上げる銘柄は、AIAIグループ(6557)。

公開価格から1.7倍化達成も、その後90%近く大暴落

AIAIグループ(6557)は現在、東証グロース市場に所属している。概要は下記の通り。

東京、千葉、大阪を中心に保育施設、介護施設の運営や障害福祉サービス。

引用:AIAIグループ(AIAI)【6557】株の基本情報|株探(かぶたん)


この銘柄はチャート(AIAIグループ(AIAI)【6557】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると、公開価格2,690円に対してIPO初値4,020→上場来高値4,745円と1.7倍近く上昇したものの、それから上場来安値557円へ90%近く大暴落した。

きょう東証マザーズ市場に新規上場したglobal bridge HOLDINGS<6557.T>は、午前10時36分に公開価格2690円を1330円(49.4%)上回る4020円で初値をつけた。いったんは3485円に下落したものの、午後に入り1時41分に4180円に上昇した。ただ、後場後半は利益確定売りが出て、結局3660円で上場初日の取引を終えた。

引用:カクヤス、gbHDとも初値を下回って初日の取引を終える◇ 投稿日時: 2019/12/23 15:08[みんかぶ] - みんかぶ(旧みんなの株式)

会社設立は15年11月25日。主な事業は保育施設・介護施設の運営や付帯するICT事業など。20年12月期の営業損益計画は0.91億円の黒字、19年12月期の予想は5.37億円の赤字(前期実績7.39億円の赤字)。保育事業で認可保育園の新規開設を17施設計画しており、20年12月期での黒字転換を目指す。

引用:新興市場銘柄ダイジェスト:メルカリは大幅に反発、豊商事がストップ高 | 個別株 - 株探ニュース2019年12月23日16時49分

株式会社global bridge HOLDINGS(東京都墨田区、代表取締役社長 貞松成、証券コード6557)は11月18日に開催されました臨時株主総会での決議に伴い、2022年(令和4年)1月1日より、会社名をAIAI(アイアイ)グループ株式会社に変更することといたしました。

中略

社名変更の経緯

弊社は2007年の創業以来、「あい・あい保育園」の名称で、千葉県、東京都をはじめとする首都圏および大阪市において認可保育園80園を開設、運営してまいりました。また、翌年には高齢者介護事業を開始、2014年には保育業務システム「Child Care System」を開発し、ICT事業にも参入いたしました。

少子化にコロナ禍が重なり、待機児童問題に解消の兆しが見える中、保護者、地域の皆さまに親しんでいただいている「あい・あい」の名称を生かした商号とすることで、保育、介護サービスの質のさらなる向上とともに、「選ばれる施設」となるためのブランド力アップに注力してまいります。

引用:社名変更のお知らせー2022年1月よりAIAIグループ株式会社に - AIAIグループ株式会社2021.11.18 プレスリリース

最新決算で上方修正、国策も後押しに中期経営計画の達成期待

そんな同社は昨日の大引け後、決算(AIAIグループ【6557】、今期経常を一転69%増益に上方修正・最高益更新へ | 株探ニュース)を発表。

当社グループを取り巻く事業環境として、政府においては、「次元の異なる少子化対策」が掲げられ、また、2023年4月に「こども家庭庁」が発足し、2023年6月には少子化対策実現のための「こども未来戦略方針」案が政府から出され、国策としての少子化対策が一層強化されることが予想されます。2022年には初めて出生数が80万人を割り込むなど出生率の減少の影響、及び待機児童数も解消に向かっているものの、女性の就業率の上昇にともない保育園利用ニーズは当面底堅く推移すると見込まれます。

中略

売上においては、新たにAIAI NURSERY5施設を開設したほか、既存施設の園児数の増加等により増収となりました。また、前年度第2四半期以降の適正配置の推進以降採用を慎重に行なってきた一方で、AIAI NURSERYの運営改善等により営業利益は拡大しました。なお、保育士の負担軽減のために加配加算のある自治体においては採用活動を引き続き強化いたします。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,649,629千円(前年同期比6.9%増)、営業利益は205,544千円(前年同期は営業損失286,457千円)、経常利益は154,338千円(前年同期は経常損失354,317千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18,356千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失836,648千円)となりました。

引用:2023.11.2決算2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) PDF (263KB)

2024年3月期第2四半期決算の概要2 2024年3月期第2四半期決算の概要3 2024年3月期第2四半期決算の概要4 2024年3月期第2四半期決算の概要5 2024年3月期第2四半期決算の概要6 2024年3月期第2四半期決算の概要7 2024年3月期第2四半期決算の概要8

中略

2024年3月期第2四半期決算の概要10

引用:2023.11.2IR資料2024年3月期 第2四半期決算の概要 PDF (1,406KB)

2023.5.19AIAIグループ中期経営計画18

引用:2023.5.19 適時開示 中期経営計画のローリングに関するお知らせ PDF (3,469KB)

<6557> AIAI 873 +150
ストップ高。26年3月期の営業利益目標を3.00億-5.00億円とする中期経営計画を発表している。保育・療育・教育のシナジー効果を高め、投資額を抑制しつつ安定的な収益基盤の維持・拡大を図る。今後、訪問支援サービスや幼児教育プログラムなどの新たなビジネスモデルを構築するとしている。24年3月期の営業利益予想は2.00億円。23年3月期の実績は0.80億円だった。

引用:新興市場銘柄ダイジェスト:ispaceは大幅に続伸、AIAIがストップ高 | 株探ニュース2023年05月22日15時43分

昨日大引けの終値770円は時価総額23.7億円で発行済み株式数およそ307万株、昨日大引け後に発表の最新決算で上方修正を受けて夜間PTSはストップ高920円、公開価格2,690円に対してIPO初値4,020→上場来高値4,745円と1.7倍近く上昇した実績、折しも国策としての少子化対策が声高に叫ばれている時代情勢も十二分に追い風の状況等、株価は目下上場来安値圏で低迷中だがだからこそ悪材料出尽くしから会社が好転する期待感が織り込まれれば今年6月以来の株価1,000円復帰から中期経営計画の進捗如何によっては更に上を目指して悲願の公開価格2,690円奪還が叶う日が来るかも知れない。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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