最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回取り上げる銘柄は、ニッポンインシュア(5843)。
公開価格から一時30%近く上昇も、その後70%超えの大暴落
ニッポンインシュア(5843)は現在、東証スタンダード市場に所属している。概要は下記の通り。
賃貸住宅などの家賃債務の保証を行う家賃債務保証サービスを手掛ける。
この銘柄はチャート(ニッポンインシュア(インシュア)【5843】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると、先月3日のIPO初値1,005→当日に上場来高値1,036円迄買われたが、その後は下降トレンドに転じて同月19日には上場来安値596円迄70%近く大暴落した。
きょう東証スタンダード市場に新規上場したニッポンインシュア<5843>は、午前9時45分に公開価格810円を195円(24.1%)上回る1005円で初値をつけた。直後に1036円まで上昇したものの、その後は換金売りに850円近辺まで下落。後場は概ね800円台後半でもみ合い、一時的に安値837円をつける場面もあったが、結局870円で初日の取引を終えた。
上場来安値から急反発、公開価格の奪還から更にその上を目指せるか
そんな同社は先月24日の大引け後、材料(2023.10.25 メディア 高齢者向け”家賃保証と見守りサービス”のセット商品について日本経済新聞に掲載)を発表。
同サービスは当社の家賃保証サービスにヤマト運輸株式会社の「クロネコ見守りサービスハローライト訪問プラン」をセットした商品となります。
業界に参入して15年と後発で、もともと不動産会社から派生した異色の同社が、高齢者賃貸ニーズに活路を見いだしている。
引用:高齢者見守りと家賃保証、セットで 福岡のニッポンインシュアが実証 - 日本経済新聞2023年10月20日 5:00
ニッポンインシュア<5843> 703 +79
底打ち感強まりリバウンドの流れに。引用:前日に動いた銘柄 part2 KOKUSAI マリオン、ELECTRIC、DELTA-Pなど 銘柄名<コード>25日終値 | 株探ニュース2023年10月26日07時32分
◆義務発生日 保有割合(前回→今回) 保有株数 提出日時
2023/10/26 ― % → 7.07% 197,500 2023/10/31 15:38引用:インシュアについて、豊島不動産株式会社は保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース2023年10月31日15時42分
◆義務発生日 保有割合(前回→今回) 保有株数 提出日時
2023/10/26 5.09% → 6.23% 165,000 2023/11/01 10:12引用:インシュアについて、豊島不動産は保有割合が増加したと報告 [変更報告書No.01] | 株探ニュース2023年11月01日10時18分
◆義務発生日 保有割合(前回→今回) 保有株数 提出日時
2023/10/30 6.23% → 7.45% 197,500 2023/11/01 10:12引用:インシュアについて、豊島不動産は保有割合が増加したと報告 [変更報告書No.02] | 株探ニュース2023年11月01日10時22分
大株主の構成を見れば、ロックアップ解除の売り圧の心配がほぼゼロなのも安心感がある。
というか上場企業の中で時価総額18億以下って、たぶん150〜200銘柄くらい。約4000銘柄のうち、下位3〜5%。つまり最下層。
この階級に位置する企業は、継続に疑義が出てたり、ワラントしまくったなれの果てだったり、万年赤字のワケアリ銘柄だったり、そもそもまともに売上も利益も作れてなくて、上場してること自体に疑問符がわくようなとこが大半。フルッタフルッタみたいなとこでも22億あるんだから。
引用:No.1140 大株主の構成を見れば、ロックア… - 5843 - ニッポンインシュア(株) 2023/10/19〜 - 株式掲示板 - Yahoo!ファイナンス
今日大引けの終値721円は時価総額20.2億円で発行済みおよそ株式数279万株、上場来安値596円で目先の底打ち確認から時価総額9,657億円を誇るヤマトホールディングス(ヤマトHD)【9064】のヤマト運輸が絡む商品ネタと新規5%超え大量保有報告で760円迄リバウンド達成、IPO初値1,005→当日に上場来高値1,036円を付けた実績等、先ずは公開価格810円奪還を第一目標として更に展開次第で悲願の株価4桁を再度試す日が来るかも知れないと頭と監視ボードの片隅に置いて気にして見る価値は案外に有るかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。