最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、Kudan(クダン)(4425)のについて簡易的に考察して株価動向を予想したい。
公開価格から6.7倍化の株価2万円超えも、それから逆テンバガー超え達成
Kudan(クダン)(4425)のは2019年12月19日(水)、東証マザーズに新規上場(IPO)した。現在は東証グロース市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
人工知覚技術の研究開発やライセンスの提供。国内外の先端技術企業と提携。
公開価格は3,720円、初値は14,000円、上場来高値は25,160円、上場来安値は1,730円。
<4425> Kudan 13890 -
公開価格(3720円)の約3.8倍となる14000円で初値を付けた。19日に上場したが、買い注文が殺到して取引が成立しなかった。事業内容は人工知覚技術の研究開発及びソフトウェアライセンスの提供。19年3月期の営業損益予想は1.05億円(前期実績は0.03億円の赤字)。第2四半期累計実績は2.07億円で通期予想を上回った。確定案件や見込み案件が一部を除き順調。新規受注案件も計画を上回る水準。引用:新興市場銘柄ダイジェスト:ブライトパスが大幅続伸、Kudanの初値は公開価格の約3.8倍に | 個別株 - 株探ニュース
本マイルストーンにおいて、10億点以上からなるギガポイントマップの生成を可能にする独自のSLAM Map(3次元点群)技術の開発を完了しました。このマップは広域をカバーすると同時に、パスファインダーやAIなどの応用技術がより高性能を発揮できるようにするものです。
「この大きなマイルストーンを人工知覚技術において達成できたことは技術者として非 常に喜ばしいことです」と、Kudan Limited(英国、ブリストル) CTO の John Williamsは述べています。「我々の人工知覚技術をより幅広く使われるためには複層化レベルでのマ ップ作成は重要な一歩です」。
引用:Kudan が超精密・大規模マップ生成のマイルストーンを達成〜より高密度、広範囲なマップにより商業利用の幅が拡大〜 - Kudan Japanese
通期計画の1億円に対する進捗率が131.0%とすでに上回った。
また、主要半導体企業が提供するDSPのアーキテクチャへの実装が可能となっており、スマートフォン、AR(仮想現実)やMR(複合現実)の機器、ロボット、IoTデバイスなどへの採用が期待されている。
Kudan<4425> 22200 +2710
節目の20000円突破で徐々に買いが強まると上場来高値更新。
Synopsysは半導体設計からソフトウェア開発に至る領域をカバーするソリューションを提供している半導体設計資産(IP)のリーディングカンパニーである。
引用:Kudan--- Synopsysとパートナーシップを締結。効率的で高精度なコンピュータビジョンを提供 | 個別株 - 株探ニュース
<4425> Kudan 3110 +10
3日ぶり反発。新たに貸借銘柄に選定されたと発表し、買い材料視されている。20日売買分から実施。Kudanは「当社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資する」とコメントしている。同社株は9月27日に直近高値(3755円)を付けた後は軟調な推移が続いており、貸借銘柄選定を機に底打ちするとの期待も買い戻しにつながっているようだ。
MSワラント発行も、抱き合わせの中国ネタが好感からか大幅続伸
同社は今月11日の大引け後、材料(中国で自動運転を手掛けるWhale Dynamic、Kudan 3D-Lidar SLAM統合の自律走行向け商用化製品の提供開始、中国主要都市でのプロジェクトも受注)とMSワラント(第三者割当てによる第 12 回乃至第 14 回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行
及び第三者割当契約の締結に関するお知らせ )(ファイナンスについての説明資料)を開示。
すると翌日の株価は、前日終値2,052円に対して窓開けGU2,196円で寄り付き、今日には一時2,837円迄続伸。
両社は、今回発表した製品を中国の主要都市で展開するプロジェクトで既に受注しており、今後、中国市場での更なる販売拡大及びグローバル市場への販売加速に向けて連携していく予定です。
自動運転に関する市場は、今後 10 年間で継続的に拡大すると予測されています。特に無人配送については、進行する都市化や社会の高齢化、E コマースの台頭、一部の国における配送員の不足などにより、社会的ニーズが急速に高まっています。
引用:中国で自動運転を手掛けるWhale Dynamic、Kudan 3D-Lidar SLAM統合の自律走行向け商用化製品の提供開始、中国主要都市でのプロジェクトも受注
<4425> Kudan 2204 +152
大幅に反発。中国で自動運転ソリューションを開発するビジネスパートナーのWhale Dynamicが、Kudan 3D-Lidar SLAM技術を統合した自律走行型配送車と関連するHDマップ作成用ツールセット製品の提供を開始したと発表している。Kudan SLAM技術は、正確なHDマップの作成と運行中の配送車の正確な位置情報の把握を可能にしているという。同製品は、中国の主要都市でのプロジェクトを既に受注している。
7月22日の戻り高値2669円を上回り、今年1月上旬以来約半年ぶりの高値をつけた。
中略
業績面では営業赤字が続いているものの、トップラインの伸びは目を見張る。
今後の株価動向については、今日の終値2,773円は時価総額228億円で発行済株式数823万株、日足は上場来安値から都合1,000円超えのリバ、週足は3,000~4,000円に漂う一目均衡表雲、月足は去年12月以来の12ヶ月移動平均線に頭出し、公開価格3,720円に対して初値14,000円スタートから上場来高値25,160円と超絶人気化の爆発力はお墨付き等、目下MSワラントの懸念は拭い切れないものの次なる照準3,000円台復帰からYH3,345円の高猫を試す展開に自ずと期待してしまう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。