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銘柄考察

ブロードメディア(ブロメディア) (4347)の株価は今後どうなるか【2022年4月29日(金)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、ブロードメディア(ブロメディア) (4347)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

昨年に株式併合を実施、ここ数年2桁~100円台のレンジ推移

ブロードメディア(ブロメディア) (4347)は現在東証スタンダード市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。

放送メディア企業。ネット配信に強み。クラウドゲームに注力。通信教育、映画配給も。

引用:ブロードメディア(ブロメディア)【4347】株の基本情報|株探(かぶたん)

2021年、10対1の株式併合(ブロードメディア[4347]:株式併合及び定款の一部変更に関するお知らせ 2021年5月21日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞)を実施した。

(1)株式併合の目的 当社の発行済株式総数は2021年3月31日現在で、79,147,323株となっておりますが、本件は、当社の普通株式10株を1株に併合する株式併合を実施するものであります。 当社の株価は84円、投資単位は8,400円(2021年5月20日現在)であり、東京証券取引所の有価証券上場規程において望ましいとされている投資単位の水準である「5万円以上50万円未満」の範囲を大幅に下回っており、本株式併合によりこの状況の改善を図るものであります。

中略

②併合の割合10株につき1株の比率をもって併合いたします。(2021年9月30日の株主名簿に記載または記録された株主様の所有株式数が基準となります。)

③効力発生日2021年10月1日

引用:ブロードメディア[4347]:株式併合及び定款の一部変更に関するお知らせ 2021年5月21日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞

チャート(ブロードメディア(ブロメディア)【4347】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を確認すれば分かるが、分割前ベースで2015年に200円台をつけたのを最後に、ここ数年は2桁~100円台のレンジで推移。詰まり、安い所で仕込んで噴火したら利確を繰り返す、典型的な待ち伏せ投資法にうってつけの低位株だった。

一昨日引け後の決算が好感され、昨日は一時ストップ高

同社は一昨日27日引け後、決算(ブロードメディア【4347】、今期経常は12%増益、前期配当を9期ぶり25円で復配・今期は5円増配へ | 株探ニュース)を発表。翌日の株価は前日終値853円に対して窓を開けてGU958円で寄り付き、一時はストップ高1,003円をつける場面があったものの終値994円で引けている

 ブロードメディア<4347>=一時ストップ高。通信制高校など教育コンテンツ配信やクラウドゲーム事業を手掛けるが、業績は急拡大途上にある。27日取引終了後に発表した22年3月期の営業利益は前の期比83%増の8億7600万円と高変化を示し、更に23年3月期は前期比14%増の10億円と2ケタ成長を継続する見通しとなった。好決算を背景に22年3月期は9期ぶりの復配に漕ぎつけ、年25円配を実施する。23年2月期は5円増配の30円を計画し、配当利回りは時価換算で3%を超える。株価は1月末から2月上旬にかけて急騰を演じ、2月10日に1009円の年初来高値をつけたものの、その後は一貫して下値を切り下げる展開にあった。きょうはマドを開けて一気に水準を切り上げている。

引用:<動意株・28日>(大引け)=トヨタ紡織、フジプレアム、ブロメディアなど | 株探ニュース

今回の注目点は、やはり9期ぶりの復配となろうか。直近で上方修正(ブロードメディア【4347】、今期最終を38%上方修正 | 株探ニュース)は出せど、復配には至らなかった。その復配を今回すると言う事は、今後の業績見通しが相当に明るい表れと取れる。事実、同日に開示した決算短信では、下記の様に記述されている。

(4)今後の見通し
2023年3月期の業績見通しにつきましては、以下のとおりです。
<売上高・営業利益・経常利益>
すべてのセグメントにおいて増収となることから、売上高は増加することを見込んでおります。
営業利益・経常利益は「教育」及び「技術」の成長が全体を牽引することから、増益となることを見込んでおります。

引用:ブロメディア【4347】2022年04月27日 開示情報 - 2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

昨日は一時ストップ高1,003円迄買われたが終値994円で引けており、目先2月の年初来高値1,009円でダブルトップになるか否かの分水嶺。只、日足・週足共に一目均衡表の雲は既に突破済み、月足のそれも後少しで上抜けられそうな位置にある。来週以降資金の流入が続いて1,000円処を突破出来た暁には、昨年のYH1,460円を試す場面があっても不思議でない。仮に2番天井で下落したとて、業績好調による9期ぶりの復配で利回りが3%で株価が下がれば利回りアップ等の現状を考慮すれば、キャピタルのみならずインカムゲインの両面で旨味がある状況と評価出来よう。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

 

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