最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、SKIYAKI(スキヤキ) (3995)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
2020年3~8月に3.7倍化達成、底値メドは300円付近
SKIYAKI(スキヤキ) (3995)は現在、東証グロース市場に属しており、銘柄の概要は下記の通り。
音楽アーティストなどのファンクラブ・ファンサイト制作・運用やチケット・グッズ販売。CCC傘下。
この銘柄は、チャート(SKIYAKI(スキヤキ)【3995】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、2020年の567ショックに端を発する市場地合い悪化で3月19日に232円迄暴落した後、およそ半年後の8月25日には872円迄3.7倍のリバを達成している。
SKIYAKI<3995> 355 +10
20年1月期予想を下方修正、一部ではアク抜けを指摘する声も。
スキヤキが持つファンマーケティングの知見やファンメディア「bitfan」のサービス基盤をもとに、ショータイムクルーが抱えるコメディアンやインフルエンサーを始めとしたクリエイターの日本進出やメディアコマース事業を行っていくという。
中略
――世界初の技術を使った配信を終えての感想をお願いします。
中略
見てくださった方が「目の前にいるようだ」と配信中にコメントしてくれたんです。
中略
「ついにこういうことができる時代になったか」という衝撃も受けましたね。すごい体験をした一日になりました。
SKIYAKI<3995> 832 +87
指原莉乃ファンクラブ主催のオンラインイベントのチケットを
「SKIYAKI TICKET」にて販売するとの発表で短期資金の関心との見方。
メタバース関連ネタの後に資本提携を発表し、短期1.5倍化達成
同社は先週8日の大引け後、メタバース関連のネタ(アーティスト・声優山崎エリイのオフィシャルファンクラブにて、国内初となるAR/VRを利用した3Dビデオによるリアルタイム配信の実施を決定!|SKIYAKIのプレスリリース)を開示。すると、翌日の株価は前日終値336円に対して窓開けGU360円で寄り付き、終値はストップ高416円で引け。
これまで、高品質な3Dビデオでは、レンダリング(※2)に長い時間を要するため、リアルタイムでのライブ配信が困難とされてきました。今回、AR・VR等の3D空間に3D映像のまま完全自由視点でリアルタイムのライブ配信を行いますが、これは国内初の試みとなります。本イベントでは、ファンとの対話やインタラクションなど、これまで3D空間上で実現できなかったメタバース時代のリアルタイム・コミュニケーションが可能となります。
引用:アーティスト・声優山崎エリイのオフィシャルファンクラブにて、国内初となるAR/VRを利用した3Dビデオによるリアルタイム配信の実施を決定!|SKIYAKIのプレスリリース
<3995> SKIYAKI 416 +80
ストップ高。ソフトバンク<9434>のグループ会社リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ(東京都港区)とホリプロ(東京都目黒区)と共同で、国内初となるAR/VRを利用した3Dビデオによるリアルタイム配信の実証実験を実施すると発表している。ホリプロ所属アーティストで声優の山崎エリイのファンクラブで、12日にトークショーを実施する。視聴者はAR機能やVR機能を利用し、本人がその場に現れるような臨場感ある体験ができるという。
これまでボリュメトリックビデオをカメラアングルのみリアルタイムで3D表現し2D配信する技術はあったが、個別のユーザーが視点を自由に動かせる完全3D配信は世界で初の技術となるという。
又、13日の前場開始前8時に追加の材料(Bitfanを展開するSKIYAKI、音声プラットフォーム事業を手掛けるVoicyと資本提携 | 株式会社SKIYAKI [ファンプラットフォームサービス])を豆乳すると、株価はストップ高522円で寄り付き、一時511円迄売られるもストップ高引け。
■資本提携の背景
「創造革命で世界中の人々を幸せに」というミッションのもと、SKIYAKIはあらゆるクリエイターの創作活動を支援するプラットフォームを開発・運営しています。オールインワン型ファンプラットフォーム「Bitfan」をローンチし、ファンクラブ、ECストア、チケット販売など、クリエイター活動に必要となる機能を提供してきました。現在、SKIYAKIが展開するプラットフォーム全体の有料会員数は100万人を突破しています。中略
■資本提携の内容と今後の取り組み
Voicyが実施した第三者割当増資の引受により、同社の一部株式をSKIYAKIが取得しました。今後、音楽アーティストや俳優・声優などのクリエイター基盤に強みを持つSKIYAKIと文化人やインフルエンサーなどの領域に強いVoicyが、双方の得意領域を共有しあうことで、「Bitfan」「Voicy」における相互のクリエイター層の拡大を推進していきます。また、Voicyに対し、SKIYAKIが得意とするMD(マーチャンダイジング)やECストアなどのソリューション提供も視野に入れ、クリエイターエコノミーの促進を目指します。引用:Bitfanを展開するSKIYAKI、音声プラットフォーム事業を手掛けるVoicyと資本提携 | 株式会社SKIYAKI [ファンプラットフォームサービス]
SKIYAKI<3995> 522 +80
音声プラットフォーム事業を手掛けるVoicyと資本提携。
明けて今日はGD506円で寄り付いた後、何度か特買いになってYHを一時592円迄高猫、大引け間際に462円迄売られて終値484円で引けたものの、初動から数日で短期1.5倍超えの上昇を達成した。
今後の株価推移については、動意前には出来高が1万未満の日もある銘柄がここ数日で100万超えの大商い、日足はボリンジャーバンド+2σの466円付近で反発、週足は21年3月以来の一目均衡表の雲を上抜け、月足は一時20年12月以来の基準線584円超え、2020年には半年足らずで232円→872円迄3.7倍の実績、今年は既にエンタメ関連の開示をきっかけにピアラ (7044)や東京通信(トンツー) (7359)(東京通信(トンツー) (7359)の株価は今後どうなるか【2022年5月26日(木)】)等が先駆して初動から2倍以上に暴騰している等、今後の展開次第では2021年3月以来の600円台復帰から更にその上を目指すシナリオも十二分に有り得るのでなかろうか。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。