最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、フューチャーベンチャーキャピタル (FVC)(8462)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
現在は1,000円未満で燻るも、過去には1年で20バガーの超絶相場形成
フューチャーベンチャーキャピタル (FVC)(8462)は現在、東証スタンダード市場に所属しており、銘柄の概要は下記の通り。
独立系ベンチャーキャピタル。投資先の育成に注力。地方自治体、地銀と連携。
この銘柄は、2015~2016年(フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)【8462】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))に都合20倍近い超絶上昇相場を形成した実績が有る。
*10:39JST <8462> Fベンチャー 432 +37
中略
当初2億円の資金で9月1日にファンド設立する予定という。《HK》
引用:Fベンチャー 4日ぶり大幅反発、BBタワーとの合弁でIoT関連ベンチャー投資ファンド設立/新興市場スナップショット | 財経新聞
<8462> FVC 2980 +500
ストップ高。従前から有力ベンチャー上場を巡る思惑で人気化していた
既存大株主の保有割合増加提出から動意、初動から短期で1.5倍上昇達成
先月14日の大引け後、既存大株主の保有割合増加報告(FVCについて、金 武偉氏は保有割合が増加したと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース)が提出された。すると、翌日の株価は前日終値640円に対して大幅GU始値680円で寄り付き、一時654円迄売られるも終値はストップ高740円で引け。
保有目的は経営陣への提言及び重要提案行為などを行うためで、報告義務発生日は6月14日。なお、同社株は金氏が4月に同社に対して株主提案を実施した際にも急騰する経緯があった。
因みに、同氏は自身のツイッターにて下記のツイートを投稿している。
私は、1億、2億の利益を「創業以来最高」と表現するにはFVCのポテンシャルがもったいないから、目線が低すぎるから、株主提案を出しています。
まずは時価総額300億、株価3400円にして、長年我慢された全株主の含み損を帳消しにしたい 3/4
— 金武偉 / Will Kim (@BestGovernance) June 10, 2022
又、同月23日には場中開示(FVC【8462】2022年06月23日 開示情報 - 定時株主総会での決議結果に関するお知らせ)(FVC【8462】2022年06月23日 開示情報 - 代表取締役の異動及び役員人事等に関するお知らせ)が有り、これを受けて当日に644円迄売られていた株価は888円迄買われてYH高猫。
その後、同月29日のザラ場中に同氏が保有割合減少の報告(FVCについて、金武偉氏は保有割合が5%未満に減少したと報告 [変更報告書No.1] | 株探ニュース)を提出したが、同日引け後に別な株主に依る新規大量保有報告(FVCについて、DSG1は保有割合が5%を超えたと報告 [変更報告書No.2] | 株探ニュース)が新たに提出された。株価については、ここ900円付近のレンジだったが昨日に頭出しすると今日は一時974円迄YHを高猫し、終値954円で引けている。
今後の株価推移については、日足は900円を明確にブレイクしてYH高猫済み、次の節目は20年2月以来の1,000円台、月足は17年12月以来の一目均衡表雲に凸乳、過去には1年で20倍近い超絶上昇の実績等を考慮すれば、今後も思惑相場継続から先ずは4桁奪取からの更に上を目指す余地は十二分に有るのでなかろうか。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。