最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、BlueMeme(ブルーミーム) (4069)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
セカンダリで一時賑わうも、以降は公開価格割れ
BlueMeme(ブルーミーム) (4069)は2021年6月29日(火)、東証マザーズに新規上場(IPO)した。現在は東証グロース市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。
システム受託開発やコンサルティングなどサービスの提供を手掛ける。
公開価格は2,820円で、初値は2倍を超える2,850円。当日は一時3,430円迄買われ、翌月7月8日には上場来高値を一時3,730円迄高猫した。しかし、その後は人気離散し1,700円台迄下落。同年11月11日引け後の決算(BlueMeme【4069】、上期経常は1.5億円で着地、未定だった今期配当は無配継続 | 株探ニュース)を受けて一時は2,675円迄リバるも公開価格の奪還には及ばず、上場前からの大株主であるVC(ベンチャーキャピタル)のロックアップが90日で解除された事もあってか再度下落開始。今年1月には上場来安値を1167円迄安猫した。
直近決算で上方修正、大手含む複数企業等との関係も後押し
ただ、それからは次第に切り返し開始。2月10日引け後の決算(BlueMeme【4069】、今期経常を45%上方修正・最高益予想を上乗せ | 株探ニュース)が好感され、翌日は一時1,654円迄上昇するもその後再び調整し、同月24日には1,300円迄売られた。
しかし、3月に入って動きが出て来る。2日引け後の開示(ブルーミーム【4069】2022年03月02日 開示情報 - 日本能率協会総合研究所のアプリケーション開発の内製化を支援)を皮切りに、23日引け後にアメリカ企業とのパートナーシップ締結(ブルーミーム【4069】2022年03月23日 開示情報 - インテリジェントなテスト自動化プラットフォームを提供するmablとパートナーシップを締結)、更には日本郵船 (9101)ネタ(ブルーミーム【4069】2022年03月25日 開示情報 - 日本郵船のアジャイル開発を実現)を相次いで発表。都度、株価は敏感に反応している。
また、今月8日の開示(ブルーミーム【4069】2022年04月08日 開示情報 - 三井情報とローコード事業で資本業務提携)、(ブルーミーム【4069】2022年04月08日 開示情報 - 三井情報株式会社との資本業務提携契約締結に関するお知らせ)を受け、翌日は寄り天ながらもストップ高2,644円迄買われてYH高猫。以降は調整期間に入ったが、21日の前引け後にアセマネが新規5%超え大量保有報告(ブルーミームについて、三井住友トラスト・アセットマネジメントは保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース)を提出した点は気になる所だ。直近で上方修正、日本が誇る名だたる大企業の日本郵船 (9101)始め各所とのネタが旺盛、チャートは乱高下しながらも上昇トレンド継続、今日の終値は2,229円、いずれは公開価格2,820円を試し、進展次第で更に上場来高値時3,730円を目指せるポテンシャルはある公算が強いと見る。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。