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銘柄考察

アディッシュ (7093)の株価は今後どうなるか【2022年7月1日(金)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、アディッシュ (7093)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

一時は4,000円超え迄買われるも、その後1,000円割れの大暴落

アディッシュ (7093)は2020年3月26日(木)、東証マザーズ市場に新規IPO上場した。現在は東証グロース市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。

ソーシャルアプリのサポート代行やソーシャルリスク投稿モニタリングを展開。オンライン講演提供も。

引用:アディッシュ【7093】株の基本情報|株探(かぶたん)

公開価格は1,230円で、上場日に初値2,900円で寄り付き。その後2,269円迄買われてから翌月4月2日に1,378円迄売られたが、インターネットの誹謗中傷関連銘柄として物色され、5月28日には4,430円迄上場来高値を高猫した。

公募23万7000株、売り出し6万8000株のほか、需給動向に応じてオーバーアロットメントによる追加売り出し3万株を実施する。

調達資金は技術開発研究投資、福岡センター増床の設備資金に充てる。主幹事はSBI証券。

引用:アディッシュの初値2101円、公開価格を71%上回る | 個別株 - 株探ニュース

 アディッシュ<7093>が後場急伸しストップ高の3030円に買われている。

引用:アディッシュが後場S高、高市総務相がネット上の誹謗防止の仕組み推進方針で思惑働く | 個別株 - 株探ニュース

しかし、その後は決算(アディッシュ【7093】、今期経常を一転63%減益に下方修正 | 株探ニュース)(アディッシュ【7093】、今期経常を一転赤字に下方修正 | 株探ニュース)が悪材料視されたか下落基調。そのまま需給が悪化した様で、今年の1月28日には810円迄上場来安値を安猫した。

昨日引け後のTikTok(ティックトック)ネタでストップ高、去年にはにじさんじ材料も開示

昨日の大引け後、TikTok(ティックトック)絡みの材料(アディッシュ、TikTok公認MCNである総フォロワー数3,000万人のstudio15と事業連携を開始|アディッシュ株式会社のプレスリリース)を開示。すると今日は特別買い気配でスタート、前日終値1,020円に対して大幅窓開けGU始値1,080円で寄り付き前引け時点でストップ高1,320円に張り付き、出来高にして4万超えの大商いでYH高猫達成。

  • 事業連携背景

TikTokはショート動画を投稿できるSNSであり、若年層・Z世代のみならず、全世代で利用者が急増するとともに、人気ジャンルの多様化が進んでいます。ショート動画がおすすめとして表示されるためフォロワー以外にもリーチしやすく、没入感や拡散力が大きな特徴となっているSNSであり、「TikTok売れ」と呼ばれる現象も数多く起きています(※)。
(※)出典:studio15の資料より

一方で、TikTokは若年層の利用も多く、多くの人へ届けることができるという特性もあり、コメントの内容に誹謗中傷や公序良俗に反するコメントがされることもあります。

studio15は、リスクマネジメントの観点から、プロモーションするTikTok動画に対して対策の強化が必要と考えていました。そこで、アディッシュとstudio15は、企業がTikTokを安心して活用できるよう、事業連携をする運びとなりました。

引用:アディッシュ、TikTok公認MCNである総フォロワー数3,000万人のstudio15と事業連携を開始|アディッシュ株式会社のプレスリリース

 アディッシュ<7093>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。

引用:アディッシュはS高、セレス子会社とTikTok動画リスクマネジメントで事業連携 | 株探ニュース

尚、昨年9月2日の大引け後には、類似のネタ(アディッシュ【7093】2020年09月02日 開示情報 - アディッシュ、VTuberグループ「にじさんじ」を運営するいちからへ投稿動画監視サービスを提供開始)を出して株価が上昇している。

■成長を続ける動画市場
2019年の動画広告市場は2,592億円と、前年と比べて141%増加。2020年に3,289億円、2023年には5,065億円に達すると予測されています※1。2次元キャラクターとしてYouTube上で動画配信をするバーチャルYouTuber(VTuber)の数は、2017年末より増え始め、現在10,000人以上が存在しています※2
このような背景からも、動画市場は一層成長をしていく領域として注目が高まっています。

引用:アディッシュ【7093】2020年09月02日 開示情報 - アディッシュ、VTuberグループ「にじさんじ」を運営するいちからへ投稿動画監視サービスを提供開始

 アディッシュ<7093>=大幅続伸。同社は2日、VTuberグループ「にじさんじ」を運営する、いちから(東京都千代田区)に投稿動画の監視サービスの提供を開始したと発表。YouTuberやVTuberなど個人クリエイターの発信が増加するなか、今後の提供先拡大などが期待されているようだ。同社が提供を開始した「VTuber投稿動画監視サービス」は、VTuberの投稿がYoutubeガイドライン違反ではないか、社会通念上、問題ある投稿ではないかを監視するサービス。このサービスにより、にじさんじに所属するVTuberは安心して投稿することができるようになるほか、にじさんじに広告を依頼する企業も安心して任せることができるようになるとしている。

引用:<動意株・3日>(大引け)=バリューデザ、リネットJ、ビープラッツなど | 株探ニュース

にじさんじと言えば、先月9日にANYCOLOR(エニーカラー) (5032)が東証グロース市場にIPO上場したが、現時点で時価総額が1,800億円を超えている。

今後の株価推移については、上場来安値810円でボトム確認、公開価格1,230円はクリア、発行済株式数200万未満且つ時価総額20億円台の小粒さ、上場直後には人気化して短期で4,000円超え達成と動いた時の騰げ足の速さは実証済み、目下マツモト (7901)の短期テンバガー超えを筆頭に小型個別に資金が来れば理外の大相場を形成し易い現在の相場環境等を参考にすれば、TikTok(ティックトック)及びにじさんじネタを大義名分に今日のストップ高を初動として案外面白い株価水準、手始めに去年の始値1,757円辺りは早晩試して来る展開は十二分に想定される。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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