最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、メタリアル (6182)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
ロゼッタから社名変更、株価は現在低迷の一途
メタリアル (6182)は現在東証グロース市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
人工知能型機械翻訳のソフト提供。研究・開発や産業企業向け専門に翻訳。
この銘柄は、2021年9月に旧称のロゼッタから社名変更した。
持株会社体制に移行致しました。
株価はチャート(メタリアル【6182】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると2019年4月18日に上場来高値4,995円をつけたものの、今年3月には819円迄1/6に大暴落した。
余談だが、過去にはインターネット匿名掲示板にされた投稿への対応が話題(杉並区の68歳男性、ロゼッタのヤフー掲示板に「代表者が株を大量に売却している」と風説の流布を書き込んで裁判漬けに : 市況かぶ全力2階建)になった経緯が有る。
当該投稿内容の悪質性等から当社に対する信用毀損行為と判断し、警視庁神田警察署に告訴状を提出いたしました。
中略
なお、刑事処分とは別に当社としては本件被疑者に対する損害賠償請求及び公式な謝罪を要求していく予定です。
引用:「YAHOO! JAPAN ファイナンス株式掲示板」に投稿された風説の流布に対する当社対応に関するお知らせ(ご報告)|AI翻訳の株式会社ロゼッタ2020.10.20 お知らせ
最新決算は増益、メタバース事業で往年の輝き取り戻せるか
同社は昨日の大引け後、最新決算(メタリアル【6182】、上期経常が2.5倍増益で着地・6-8月期も2.5倍増益 | 株探ニュース)及びメタバース関連ネタ(デジタルクローン開発者の米倉豪志氏がMATRIX役員に就任 メタバース、AI、Web3の統合を推進(PDF:342KB))(木下洋一氏(元日本マクドナルド執行役員マーケスペシャリスト)がMATRIX役員に就任 メタバースのキャズムを突破し、新世界の浸透を加速(PDF:168KB))(メタバース事業の継続及びMetaverser構想推進の決定に関するお知らせ(PDF:211KB))を発表。
直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の1.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.8%→12.4%に急改善した。
引用:メタリアル【6182】、上期経常が2.5倍増益で着地・6-8月期も2.5倍増益 | 株探ニュース2022年10月14日15時00分
また、投資方針については、さしあたり、現状同様に年間4~5億円ペースの投資額を維持することといたしました。当初予定では、メタバース事業での累計損失が10億円に達した時点で事業投資の方向性を確認することとしておりましたが、Metaverser構想の推進決定に伴い、将来発生が見込まれる費用を含めた場合に累計損失10億円を超えることが明らかとなったため、先立って 今回のタイミングで事業投資の方向性を決定することとなった次第でございます。
引用:メタリアル[6182]:メタバース事業の継続及びMetaverser構想推進の決定に関するお知らせ 2022年10月14日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞
今後の株価推移については、一昨日の終値1,044円は時価総額112億円で発行済株式数およそ1,068万、日足は3月8日につけた年安819円で底打寂聴から7月21日には1,252円迄1.5倍リバ鳥麗子、週足は1,087~1,583に一目均衡表の雲、月足は16年2月の上場来安値461円から2019年の上場来高値4,995円と3年でテンバガー超えの実績、最新決算は増益、メタバース事業に沸き立つ期待感等、ピークから随分と燻っていたがようやく反撃開始で行く行く往年の輝きを取り戻す未来が切り開けるかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。