最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、スターツ出版 (7849)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
出来高ゼロの日も有る、市場稀に見る超絶過疎銘柄
スターツ出版 (7849)は現在東証スタンダード市場に所属しており、銘柄の概要は下記の通り。
OL向け有料情報誌や地下鉄無料誌を発行。ウェブサイト「オズモール」運営に強み。
この銘柄はチャート(スターツ出版【7849】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、出来高がゼロの日も有る超絶過疎状態。
材料に関しても、極めて少ない。
毎年12月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、自社刊行書籍を保有期間3年未満で3冊、3年以上で5冊贈呈する。
スターツ出版<7849> 2930 +30
株主優待制度の新設を好感。
直近の上方修正を受け上振れ動意、今日は2連ストップ高達成
同社は今月日の大引け後に上方修正(スターツ出版【7849】、上期経常を一転58%増益に上方修正・最高益、通期も増額 | 株探ニュース)を発表。すると翌日の株価は、最後に出来高が有った同月5日の終値3,195円に対して大幅GU始値ストップ高3,895円で寄り付き。
その後数日3,900円付近で推移し、一昨日頭出しでYHを4,100円に高猫。そして昨日も勢いそのままに窓開けGU始値4,310円で寄り付き、ストップ高4,800円で引け。開けて今日も更に上昇して始値ストップ高5,500円で寄り付き、その後4,865円迄売られるも結局ストップ高で引けている。
当第2四半期累計期間におきましては、書籍コンテンツ事業における書籍、コミックの販売が総じて好調に推移したことにより、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益ともに前回予想を上回る見通しであります。
今後の株価推移については、今日の終値5,500円は時価総額106億円で発行済株式数192万、出来高ゼロの日も有る銘柄が日足週足月足全てに於いて近年に無い出来高増加水準で大陽線を示現、目先の節目は見当たらず上場来高値は2005年につけた6,950円と今の勢いならすぐにでも到達出来そうな状況、今年はマツモト (7901)を筆頭に薄板出来高僅少銘柄が相次いで理外の大化けを達成等、今から入るには踵(かかと)ガラが怖い向きも多いだろうからあくまで後学の観賞用に留めるとしても、上場来高猫は愚か5桁突破の可能性も全く有り得ない話では無かろう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。