最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、 モブキャストＨＤ （3664）について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
上場来高値から1/50の大暴落
モブキャストＨＤ （3664）は現在東証グロース市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。
スマホゲーム「mobcast」運営。栗原はるみ料理企画・雑貨も。車レース「トムス」売却。
同社は2013年に上場来高値2,500円をつけた後、大幅に下落しては上昇する動きを何度か見せている。
モブキャストが前日は大幅高となったが、本日はさらに値幅制限の上限にあたる150円高の1039円で取引を終えた。目立った株価材料は特に観測されていないが、短期資金が向かった模様。同業他社との比較で株価に出遅れ感がでていることに加えて、『モバサカ』や『モバノブ』を中心としたゲーム事業の業績改善への期待が出ているとの見方もあった。
引用：【ゲーム株概況（8/21）】モブキャストがストップ高 新作発表とパズドラ3000万DL発表のガンホーも高い | gamebiz
<3664> モブキャスト 361 +80 ストップ高。子会社のモブキャストゲームスが新規プロジェクトへ参画すると発表している。人気アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」を含む「エヴァンゲリオンシリーズ」を題材としたスマートフォン向け新作ゲームを20年に配信する予定。ゲーム概要、配信エリアなどを含む具体的なプロジェクト内容は順次知らせるとしている。人気アニメのゲーム配信とあって、将来の利益拡大に資するとの期待が膨らんだようだ。
しかし、業績悪化（モブキャストホールディングス【3664】、1-3月期(1Q)最終は赤字拡大で着地、20年12月期業績を未定に変更 | 株探ニュース）や新株予約権の発行（モブキャスト【3664】2021年05月21日 開示情報 - 第三者割当による第33回新株予約権（行使価額修正条項及び行使停止条項付）の発行に関するお知らせ）等もあり、今年2月24日には上場来安値を49円に安猫し、上場来高値から実に50分の1に大暴落した。
SNS「モブキャスト」を通じたスマートフォンゲームを配信している東証マザーズのモブキャストホールディングス（3664）が急落した。3日続落。午後2時01分現在、前日比49円（15.36％）安の270円で推移している。
今日後場の材料で驚異の一撃50%上昇
そんな同社が今日後場中、材料（TVアニメ『sin 七つの大罪』原作のiOS/Android向けゲーム 『sin 七つの大罪 X-TASY』のグローバル版が全世界にて配信開始！ | ニュース | 株式会社モブキャストゲームス）を出した。すると株価は途端に反応、一時はストップ高89円迄到達して日中安値58円から1日で都合50%上昇した。その後剥がれて売り買い交錯で乱高下しながらも再度ストップ高に張り付いて引けている。
今回の材料の強さは分からないが、1日の出来高が2,400万株とここしばらくで類を見ない程突出している、最近はサイバーステップ（サイステ） （3810）等が短期で大幅上昇する（サイバーステップ（サイステ） （3810）の株価は今後どうなるか【2022年4月20日（水）】）等ゲーセクに資金が来ている、直近で株価と時価総額が近いレッド・プラネット・ジャパン （3350）が30円台の株価から107円迄と3倍上昇している、貸借銘柄でありゴールデンウィーク前に空売りの手仕舞い買い戻しが入るなりして踏み上げ相場の可能性がある、新株予約権に関する材料（モブキャスト【3664】2022年04月15日 開示情報 - 第三者割当による第33回新株予約権（行使価額修正条項及び行使停止条項付）の取得及び消却に関するお知らせ）を出している点等を考慮すれば、明日以降も需給戦から続伸して100円を試す場面があるかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。