最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、クロスキャット (2307)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
チャートは堅調に右肩上がり、足掛け10年でテンバガー達成
クロスキャット (2307)は現在東証プライム市場に属しており、銘柄の概要は下記の通り。
中堅SI。ソフト受託開発が主力。クレジットや金融関連向けに強み。ビッグデータも。
この銘柄はチャート(クロスキャット(クロスキャト)【2307】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、約10年前には株価100円前後だったが今年の3月25日には1,239円迄上場来高値を高猫、都合テンバガー超えを達成した。
一時10%を超える急騰で4連騰となり初の2000円大台を突破、連日で上場来高値更新となった。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を背景に金融機関を中心としたシステム受託開発案件が高水準となっているほか、行政のデジタル化推進に関連する官庁向け需要も獲得し業績は絶好調に推移している。
尚、今年3月に株式分割(クロスキャト【2307】2022年02月16日 開示情報 - 株式分割に関するお知らせ)を実施している。
(1) 株式分割の⽅法
2022 年 3 ⽉ 31 ⽇(⽊)を基準⽇とし、同⽇最終の株主名簿に記載または記録された株
主の所有する普通株式 1 株につき 2 株の割合をもって分割いたします。
今日大引け後の決算が好感されPTSは大幅上昇、上場来H高猫なるか
同社は今日の大引け後15時30分、決算(クロスキャット【2307】、4-6月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地 | 株探ニュース)を発表。すると、16時迄のPTSはザラ場終値954円に対して1,000円をつけてから1,079.3円で終えている。
4-9月期(上期)計画の5億円に対する進捗率は80.4%に達し、5年平均の26.0%も上回った。
因みに、今日の場中には先んじて別な材料(タレントマネジメントシステム「スキルナビ」を提供する株式会社ワン・オー・ワンと販売パートナー契約締結)も開示している。
今後の株価推移については、今日の終値954円は時価総額162億円で発行済株式数1,700万程、PTSでは6月10日につけた直近高値1,074円を突破、次の節目は1,100円、そこもクリア出来れば1,200円と上場来高値1,239円がすぐそこ迄迫っている状況、チャートは右肩上がり、長期間で目下テンバガー超え達成中等、資金と時間に余裕が有るならこれからも長らくガチホしていて損は無いお宝銘柄の1つと評価出来るかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。