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銘柄考察

坪田ラボ (4890)の株価は今後どうなるか【2022年7月16日(土)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、坪田ラボ (4890)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

黒字バイオ銘柄がIPO、共同研究等先には複数の上場企業

坪田ラボ (4890)は2022年6月23日(木)、東証グロース市場に新規上場(IPO)した。銘柄の概要は下記の通り。

近視、ドライアイ、老眼などを治療する医薬品の研究開発を手掛ける。

引用:坪田ラボ【4890】株の基本情報|株探(かぶたん)

この銘柄は、業績(坪田ラボ【4890】の業績・財務推移[通期・半期・四半期]|株探(かぶたん))がバイオ銘柄にしては珍しい黒字。

大学発ベンチャーとしては珍しく、設立当初から利益を出してきました。確保した利益を健全に研究に投資し、途切れることなく世界にチャレンジしていく。短期の利益の最大化と、長期の成長の両立を目指す――私達にはそれができると確信しています。

引用:トップメッセージ | Tsubo Lab

又、上場前の資料(坪田ラボ【4890】2022年06月23日 開示情報 - 事業計画及び成長可能性に関する事項)を見ると、共同研究等先には大株主である目下時価総額858億円のジンズホールディングス (3046)と同4,877億円のロート製薬 (4527)や提携している同4,254億円の住友ファーマ (4506)を始め、上場企業の名前が複数確認出来る。

大日本住友製薬は、慶応大学発のスタートアップ、坪田ラボ(東京・新宿)と認知症の症状改善などを目指すメガネ型機器の開発で提携した。

引用:大日本住友製薬、慶大発スタートアップと提携: 日本経済新聞

公開価格は470円、初値は794円、当日には一時ストップ安644円に迫る661円迄売り込まれたが、その後怒涛の買いが入って849円で引けた。

 きょう東証グロース市場に新規上場した坪田ラボ<4890>は、午前11時2分に公開価格470円を324円(68.9%)上回る794円で初値をつけた。午後0時34分に835円に上昇すると、その後は換金売りに押される展開となったが、後場中盤からは上昇に転じ、結局849円とこの日の高値で初日の取引を終えた。

引用:坪田ラボは849円で引ける、きょうIPO3社の終値 | 株探ニュース

目先の値動きはじゃじゃ馬も上振れ基調、勢いそのままに青天井継続を期待

この銘柄は日足チャート(坪田ラボ【4890】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、直近株価の乱高下ぶりが兎に角激しい。

IPO当日に初値794円から661円迄売り込まれたと思ったら、当日は849円で引け。その数日後に700円付近迄売り込まれたと思ったら、数日後には998円迄大幅上昇。更にその数日後には三度700円付近迄売り込まれたと思ったら、今月12日には1,000円突破から翌日13日には上場来高値を一時1,244円迄高猫と、あたかも泥鰌(どじょう)か鰻の如く掴みづらい値動きを見せているものの、株価水準は徐々に上振れて来ている。

<4890> 坪田ラボ 1130 +104
上場来高値。近視進行抑制のための医療機器開発で検証的臨床試験を開始し、ジンズホールディングス<3046>と締結したライセンス契約のマイルストーン達成で一時金2億円を受領する見通しと8日に発表したことが引き続き材料視されている。また、次回の新規株式公開(IPO)が今月下旬まで予定されていないことから、最近のIPO銘柄を改めて物色する流れも買いを後押ししているようだ。

引用:新興市場銘柄ダイジェスト:坪田ラボは上場来高値、マイクロ波化学がストップ高 | 株探ニュース

今後の株価推移については、昨日の終値1,039円は時価総額261億円、貴重な黒字のバイオ銘柄、共同研究等先には複数の上場企業、既存大株主は社長が60%超え保有且つロックアップ180日間と継続保有、IPO後しばらくの乱高下から最近は日足の5日移動平均線に沿って上昇基調に転換の兆し等、当面は来月12日予定の決算を意識しつつ青天井相場の継続に夢浪漫を求めてみるのも悪くなかろう。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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