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銘柄考察

共同ピーアール (共同PR)(2436)の株価は今後どうなるか【2022年6月7日(火)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、共同ピーアール (共同PR)(2436)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

普段は薄商い値幅小も、過去には2年でテンバガー達成

共同ピーアール (共同PR)(2436)は東証スタンダード市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。

独立系PR会社。企業パブリシティ活動の支援・コンサルが主力。感染症抑止コンサルも。

引用:共同ピーアール(共同PR)【2436】株の基本情報|株探(かぶたん)

この銘柄はチャート(共同ピーアール(共同PR)【2436】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、基本的に日々の出来高は少なく、動く値幅も大きくない。ただ、過去には2年でテンバガー達成を達成しており、時折材料を出して急動意するきらいがある。

朝方から値付かずのまま推移し、午後0時49分現在、制限値幅上限の前営業日比500円(21.46%)高の2830円ストップ高買い気配となっている。

引用:共同PRがストップ高気配、第1四半期決算が上期計画を超過|会社四季報オンライン

午後に一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)となる前日比300円(21.6%)高の1691円を付け、同水準での買い気配が続いている。

引用:<JQ>共同PRがストップ高気配 ビッグデータ分析企業と資本業務提携: 日本経済新聞

前日比221円(18.48%)高の1417円で推移している。一時は制限値幅上限の同300円高の1496円ストップ高まで上伸した。

引用:共同PRが続騰、連続最高益更新予想や資本業務提携を好感|会社四季報オンライン

今日の場中に出したメタバース材料を発端に急動意、出来高増加でストップ高引け

同社は今日の後場に材料(次世代VRシステムの開発を手掛ける雪雲とメタバース領域での商品開発をスタート | ニュース | 共同ピーアール株式会社)を出し、急動意。普段は出来高1,000株に満たない日もある薄商い銘柄が、特買い気配を挟んで18万株の大商いで最終的にはストップ高1,033円で張り付き。

雪雲は、「VR酔い」を軽減するVR技術「VRun system™」をコア技術として、日本発のメタバースプラットフォーム「The Connected World™」の開発を2022年5月より開始しました。当社は今後、雪雲と連携し「「The Connected World™」をプロデュースしていくことに加え、「The Connected World™」を活用したメタバース空間における企業プロモーション活動をサポートする商品開発を進めていきます。

将来性が期待されるメタバース空間での企業PR・プロモーション・ビジネス展開など、PR会社としての知見や実績を活かして取り組んでまいります。

なお、7月より企業を対象にした、「The Connected World™」の説明会を予定しています。詳細決定後、ご案内いたします。

引用:次世代VRシステムの開発を手掛ける雪雲とメタバース領域での商品開発をスタート | ニュース | 共同ピーアール株式会社

ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。

引用:共同PRはS高、雪雲と連携しメタバース領域でのサービス強化へ | 株探ニュース

雪雲に関しては、以下の記事が公開されている。

雪雲(長野県長野市)の次世代VRシステムが、世界を大きく変える可能性―――。

次世代VRシステムの開発を手がける雪雲は、視覚情報と脳の認識のタイムラグなどによって引き起こされる「VR酔い」を軽減できるVR技術「VRun System」を世界で初めて開発。

中略

メタバースプラットフォームのスタンダードになるよう、展開していく構え。

まずことし2022年12月に「The Connected World」の正式リリースと、自社開発ゲーム(βテスト)をリリース。

同社が開発していくMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)・FPS(一人称視点シューティングゲーム)によるアイテム課金や、World・Landの運用、UGC(ユーザー生成コンテンツ)オブジェクトの販売などで収益化を狙う。

引用:雪雲が描くメタバース The Connected World の衝撃!世界初のコア技術 VRun System で産学官連携し構築を加速 | tokyo chips | 鉄道チャンネル

尚、複数の特許を取得している模様。

商標権者・商標出願人「株式会社雪雲」が保有する、商標 商標出願・登録商標は以下の通りです(商標出願番号の降順に並べています)。

1〜3件目 (全 3 件中)
商願2022-042514
出願 2022-04-12
商標権者・商標出願人 株式会社雪雲
商標区分 第9類、第42類
商願2022-042513
出願 2022-04-12
商標権者・商標出願人 株式会社雪雲
商標区分 第9類、第42類
商願2022-039174
出願 2022-04-05
商標権者・商標出願人 株式会社雪雲
商標区分 第9類、第42類

引用:株式会社雪雲 商標権者・商標出願人 | 商標 商標出願・登録商標 情報

メタバースのVRと言えば、アメリカのメタ(旧フェイスブック)等が製品を出している。

 VRヘッドセットなどの製品は、人々が仕事し、遊び、交流できるようになる仮想世界であるメタバースに、Metaが事業を展開する上で重要な役割を担う可能性が高い。Metaは5月中に初の実店舗「Meta Store」をオープンし、VRヘッドセットや他のデバイスを展示、販売する。こうした動きは、Metaが競合企業に対抗するため消費者向けハードウェアの開発にどれほど真剣に取り組んでいるかを示すものだ。2022年は、ソニー、Apple、そしておそらく他の企業からも、VRおよび複合現実(MR)ヘッドセットの新製品が相次いで発売されると予想されている。

引用:Meta、新型VRヘッドセット4機種を2024年までに発売か - CNET Japan

日本では、博報堂DYホールディングス (2433)が以下の開示を出している。

その第一弾として株式会社三越伊勢丹(東京都新宿区、代表取締役執行役員:細谷敏幸)が提供する仮想都市にアクセス可能な、VRを活用したスマートフォン向けアプリ「REV WORLDS(レヴ ワールズ)」との共同実証実験を開始いたします。

引用:hakuhodo-XR、「バーチャル空間/メタバース」における 新しい広告体験の設計、配信システム、効果測定サービスの開発を開始 |ニュースリリース|博報堂 HAKUHODO Inc.

時価総額45億、発行済株式数430万株程、過去には株価2,000円を超えていた時期有り、ここ最近はメタバース材料含めネタを出した小型個別がゴム毬の如く短期間で大幅上昇する相場状況等を鑑みると、明日以降資金が入って来るようだと目下の節目である去年のYH1,106円を試して来るシナリオは十二分に想定される。そして、奇しくも月足の一目均衡表の雲が1,325円処で薄い箇所に差し掛かっており、今後の進展次第では案外この辺りもノリと勢いでこなす可能性もあながち否定は出来まい。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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