最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回取り上げる銘柄は、POPER (ポパー)(5134)。
一時は公募価格から80%上昇するも、それから半値以下に大暴落
POPER (5134)は2022年11月15日(火)東証グロース市場に新規上場(IPO)した。概要は下記の通り。
教育機関向け業務管理プラットフォーム「Comiru」の開発・提供を手掛ける。
想定価格 630円 仮条件 630円 ~ 700円 公募価格 700円 初値予想(独自) 800円 ~ 1,400円(10月26日時点) 初値 1,110円 (公募価格比+410円 +58.6%)
午前10時53分に公開価格700円を410円(58.6%)上回る1110円で初値をつけた。11時3分には1277円に上昇したが、その後は換金売りが優勢となり、午後2時30分には917円に下落。引けにかけてやや持ち直したものの、初値を下回る999円で初日の取引を終えた。
POPER<5134> 1149 +150
15日に新規上場、引き続きセカンダリー物色活発。引用:前日に動いた銘柄 part2 寿屋、タカトリ、エフ・コードなど | 株探ニュース2022年11月17日07時32分
チャート(POPER【5134】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見ると、初値1,110円から上場来高値1,277円を付けたが、それから上場来安値589円へと半値以下に大暴落した。
光通信(9435)が新規大株主に名乗り、最新決算は黒字浮上
そんな同社は、光通信(9435)が新規5%超え大量保有報告書を提出。
◆義務発生日 保有割合(前回→今回) 保有株数 提出日時
2023/08/31 ― % → 5.05% 197,100 2023/09/07 15:33引用:POPERについて、光通信(株)は保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース2023年09月07日15時40分
<5134> POPER 748 +77
一時ストップ高。光通信<9435>がPOPER株計19万7100株(発行済株式総数の5.05%)を保有していることが5%ルールに基づく大量保有報告書で明らかになり、買い材料視されている。報告義務発生日は8月31日。同報告書によると保有目的は純投資で、光通信は市場内でほぼ連日のようにPOPER株を取得している。光通信の大量保有で個人を中心に投資家の買い意欲が刺激され、資金が流入しているようだ。引用:新興市場銘柄ダイジェスト:POPERは一時ストップ高、ツクルバが年初来高値 | 株探ニュース2023年09月08日15時43分
又、昨日の大引け後には最新決算を発表。
1500万円の黒字(前年同期は2800万円の赤字)に浮上し、通期計画の6100万円に対する進捗率は24.6%
中略
8-10月期(4Q)の経常利益は前年同期比23倍の4600万円に急拡大する計算
引用:POPER【5134】、11-7月期(3Q累計)経常は黒字浮上で着地 | 株探ニュース2023年09月14日15時30分
今日前引けの終値750円は時価総額29.3億円で発行済み株式数およそ390万株、直近で時価総額1兆706億円を誇る光通信(9435)が新規5%超え大量保有、最新決算は黒字浮上、公募価格700円から一時は上場来安値589円に奈落も下値確認から底堅い推移且つIPO直後は上場来高値1,277円を付けた等、今後の進展次第では先ず去年12月以来の800円復帰から行く行く更に上を目指す展開すら十二分に考えられる可能性が有ると言えるかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。