最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、新日本理化 （4406）について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
過去には1年で約20倍の超絶大化けも、それから逆テンバガー達成
新日本理化 （4406）は現在東証スタンダード市場に属し、銘柄の概要は下記の通り。
オレオケミカル総合メーカー。機能性樹脂原料や医薬中間体等。アルコール、水素添加に強。
この銘柄はチャート（新日本理化（日理化）【4406】の株価チャート｜日足・分足・週足・月足・年足｜株探（かぶたん））を見ると、11年の安値66から翌12年1,297迄と1年で20倍近い超絶大化けを果たしたが、その後16年には115円迄大暴落して逆テンバガーを達成した。
日本電産（Nidec ） （6594）関係の特許ネタで急動意、思惑相場に発展するか
同社は今日、時価総額4兆8,681億円を誇る日本電産（Nidec ） （6594）が絡む特許ネタ（特開2022-165439 | 知財ポータル「IP Force」）を端緒に急動意、前日終値272に対して一時302迄買われて298で前場の取引を終了した。
(12)【公報種別】公開特許公報(A)(11)【公開番号】P2022165439(43)【公開日】2022-11-01(54)【発明の名称】流体動圧軸受潤滑油基油、流体動圧軸受潤滑油、流体動圧軸受、モータ、ファンモータ中略
(21)【出願番号】P 2021070747(22)【出願日】2021-04-20(71)【出願人】【識別番号】000191250【氏名又は名称】新日本理化株式会社(71)【出願人】【識別番号】000232302【氏名又は名称】日本電産株式会社
因みに、日本電産（Nidec ） （6594）と言えば去年ＯＫＫ（現ニデックオーケーケー （6205））が年安253→1,000円超えの4倍界王拳を達成している。
ＯＫＫは継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象が存在しているが、同時に工場の老朽化・陳腐化、基幹システムの複雑性、研究開発の遅れなどの問題も生じていた。増資によって経営課題へ対処するために必要な資金を調達し、財務基盤の再構築を図るとともに、日電産グループに所属することによって、工作機械における製品のフルラインナップ化による顧客への提案力向上や販売網活用による商圏拡大、グローバル展開などシナジー発揮を期待するとしている。
尚、今年9月には株式会社ワイエムシィ(英文名称：YMC CO., LTD.)が新規5%超え大量保有報告書（日理化について、ワイエムシィは保有割合が5％を超えたと報告 [大量保有報告書] | 株探ニュース）を、その後更にお代わり報告（日理化について、ワイエムシィは保有割合が増加したと報告 [変更報告書No.4] | 株探ニュース）を相次いで提出している。
【報告義務発生日】令和4年9月12日【提出日】令和4年9月21日
中略
【保有目的】純投資として保有
今後の株価推移については、今日の前場終値298円は時価総額111億円で発行済株式数およそ3,728万、日足は大陽線示現でYHを一時302に綾鷹済み、週足は345を上限とする一目均衡表の雲に凸乳、月足は去年10月につけて以来の350を奪還叶えば次の節目は同年高値476、直近で株式会社ワイエムシィが新規5%超えで大株主に名乗り、時価総額4兆8,681億円を誇る日本電産（Nidec ） （6594）が絡む特許ネタと言う事は去年のＯＫＫ（現ニデックオーケーケー （6205））子会社化が当然に想起、2011年3月安値66→12年3月1,297と20バガー近い超絶大相場の形成実績と爆発力はお墨付き、更に加えて貸借と言う事も相まって思惑＋踏み上げ相場に発展すれば短期で理外の上昇を見せてくれるかも知れない。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。