最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、モイ (5031)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
ツイキャスサービスの銘柄がIPO上場
モイ (5031)は2021年4月27日(水)、東証グロース市場に新規上場(IPO)した。銘柄の概要は下記の通り。
ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」の企画、開発、運営を手掛ける。
公開価格は470円、上場初日は初値902円で寄り付き一時ストップ高に到達、その後5月2日には上場来高値を1,387円迄高猫した。
午後0時56分に公開価格を432円(91.9%)上回る902円で初値をつけた。
事業の中核はライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」。
今日引け後の決算でPTS大暴落も、抱き合わせ材料に活路有りか
今日の大引け後、決算(モイ【5031】、2-4月期(1Q)経常は2700万円で着地 | 株探ニュース)を発表。どうやらこれが嫌気されたらしく、ザラ場終値805円だった株価はPTSで一時653円迄売り込まれて上場来安値を安猫。ただ、同時に開示した材料(モイ【5031】2022年06月10日 開示情報 - 2023年1月期第1四半期決算説明資料)内に記載されている3D空間での配信(メタバース)やら海外展開等の文言が見直されたか次第に切り返し、16時前には693円で引けている。
①顧客基盤の拡大: 有料ライブイベント (プレミア配信)による新規ユーザー開拓
常時3,000件以上の開催予定が登録されている国内有数の有料ライブ配信プラットフォーム中略
①顧客基盤の拡大 & ②顧客あたりの収益拡大:
新規サービス等のリリースによる、新規ユーザー獲得+新しいユーザー体験を伴う満足度向上によるARPPUの上昇
© 2022 moi Corporation 31
快適なライブ配信プラットフォームを基盤とした新しいコミュニケーションへの展開を予定
今後の株価推移については、引け後のPTSだけでは完全に底を打ったと断言出来る訳でないものの、上場後しばらくは人気銘柄として買いが入っていた、株価700円を割れたのは上場来安値692円をつけた1日のみ、悪材料出尽くしから見直し思惑の買いが入るならば時価総額100億円割れは押し目狙いとして意識されそうな節目等を勘案すれば、月曜日以降余りにも売り込まれるような事が無ければ再度反転の目も有り得るだろう。当然、底なし沼の沈み行く泥舟となるシナリオもあるが、一時は人気化した銘柄につき監視継続して底を打つタイミングを待つ価値はあると見る。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。