最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。
今回は、ガーラ (4777)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。
7年前には驚異の2ヶ月でテンバガー超え実績
ガーラ (4777)は東証スタンダード市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。
欧米や韓国向けPCオンラインゲームが主力。スマホ向けゲームアプリに注力。コミュニティ運営。
この銘柄は過去のチャート(ガーラ【4777】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を見れば分かるが、2014年12月から2015年1月にかけて短期テンバガー超えを達成している。
ガーラ<4777>は、12月17日より、連結子会社であるGala Labが開発したスマートフォン向けアクションRPG『Flyff All Stars』(フリフオールスターズ)の提供を開始した。iOS英語版が149カ国・地域のApp Storeで、Android英語版が130カ国・地域のGoogle Playで配信されている。
引用:ガーラ、スマホ向けアクションRPG『Flyff All Stars』を世界149カ国で提供開始 | gamebiz
個別株では、ガーラ<4777>が5日連続のストップ高となった。この日の終値は、前日比100円高の605円で、12月18日から約2.7倍に急上昇したことになる。
引用:【ゲーム株概況(12/26)】ガーラが5日連続のストップ高 アクセルマークもフジテレビと新作発表でストップ高に | gamebiz
ガーラ(4777)は後場寄り後も連日高値のまま12%高の2250円(250円高)前後で推移し、出来高もジャスダック銘柄の上位と活況。12月中旬までの200円台前半から1カ月で10倍近くに急騰し、注目を集めている。急騰の契機となった材料は、12月初旬から中旬にかけてスマートフォン向け人気ゲームの英語圏での展開や繁体字中国語版などを相次いで発表したこと。初動期に9日連続ストップ高し、昨日にかけても3日連続のストップ高。
直近決算は赤字拡大も、NFT/ブロックチェーンゲーム思惑で市場の物色機運刺激
今月13日引け後、決算(ガーラ【4777】、前期最終は赤字拡大で着地・1-3月期(4Q)最終は黒字浮上、今期業績は非開示 | 株探ニュース)を発表。ただ、翌日の株価は同時に出した材料(ガーラ【4777】2022年05月13日 開示情報 - 2022年3月期 決算補足説明資料)内に記載されているNFT/ブロックチェーンゲームの項目が材料視された様で、前日終値189円に対して始値199円で寄り付き一時215円迄上伸。
Flyff Universe
(フリフユニバース)
◇HTML5版 5月18日サービス開始予定
・ダウンロード不要
・PC/モバイル/Mac対応
・地上での戦いだけでなく空での大規模な空中戦
・かわいいおとぎ話のような世界観
・Play2Earn※モデル(予定)
・暗号資産利用可能(予定)
■サービス開始予定日は5月18日としておりますが、まずはHTML5版としてサービス提供され、後日
Play To Earn(P2E)機能が実装されNFTゲーム/ブロックチェーンゲームとしてサービス開始予定です。
※Play2Earnとは、ブロックチェーンゲーム内で得た収入やポイントを暗号資産に変えて取引所等で売買
が可能であり、このゲームで遊んで収入が得られることがらPlay2Earnと呼ばれています。Rappelz (ラペルズモバイル)
Play To Earn(P2E)版 準備中
暗号資産利用可能予定
その後2日は日足の一目均衡表の先行線2の192円と基準線の199円処で揉み合ったが、サービス開始の18日は始値198円から一時277円迄大幅上昇。翌日以降も続伸し、23日には年初来高値を一時334円迄高猫。そこから昨日は一時249円迄調整したが、引け後に出した材料(ガーラ【4777】2022年05月25日 開示情報 - 定款の一部変更に関するお知らせ)が再度思惑視された様で夜間PTSで大幅高、今日のザラ場は前日終値278円に対して窓開けGU始値314円から一時年初来高値を339円迄高猫し、前場は307円で引けている。
ネットの掲示板(4777 - (株)ガーラ 2022/05/26〜 - 株式掲示板 - Yahoo!ファイナンス掲示板)等を見ると、どうやらこのFlyff Universe
(フリフユニバース)が先行して大成功を収めているPlay To Earn(P2E)であるアクシー・インフィニティ(Axie Infinity)からの連想を呼んでいる模様。
例えば、830万人以上のプレイヤーを抱え、世界でも最も人気のブロックチェーンゲームの1つとなっているアクシー・インフィニティ(Axie Infinity)は、ベトナムのゲームメーカー、スカイ・メイビス(Sky Mavis)が生み出したもので、フィリピンに最も多くのアクティブユーザーを抱えている。
アクシー・インフィニティは今年急成長し、時価総額は約93億ドル(約1兆円)にのぼる。
引用:アクシー・インフィニティ(AXS)が史上最高値──先週から2倍に | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン
Axie Infinity, the most popular crypto-based game and blockchain-using metaverse project, hit $3 billion equity valuation and $30 billion fully diluted valuation. Its native token AXS rose past $110 this weekend, and it is currently trading at $29.5 billion.
引用:Metaverse Heats Up: How Axie Infinity’s $3B Valuation Led Crypto Game Frenzy
目下時価総額は60億円未満、去年初旬には同じフリフネタ(ガーラ動意、子会社が韓国企業と「Flyff Online」のグローバルライセンス契約締結 | 株探ニュース)で一時2倍化、過去には短期でテンバガー超えの実績、足元の下値メドは200円処等を勘案すれば、今後の進展次第では理外の上昇を演じる可能性は当然に想定されよう。
無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。