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銘柄考察

リリカラ (9827)の株価は今後どうなるか【2022年5月7日(土)】

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最初に断っておくが、当記事は銘柄の株価が今後上昇する事を保証したり、買い推奨したりする性質のものではない。あくまで現状の材料に基づいた個人の私見であり、当記事を参考にして株式売買をした結果として損失が発生しても一切保証出来ない事は留意されたい。

今回は、リリカラ (9827)について簡易的に考察して株価動向を予想したい。

今年2月の増収決算と増配による高利回りが注目され、年初来安値から2.5倍化

リリカラ (9827)は現在東証スタンダード市場に所属し、銘柄の概要は下記の通り。

インテリア卸大手。壁紙中心にカーテンなど自社開発品が主力。リノベーション推進。

引用:リリカラ【9827】株の基本情報|株探(かぶたん)

この銘柄は、今年2月14日引け後に出した決算(リリカラ【9827】、今期経常は2.7倍増益、前期配当を1.5円増額・今期は8.5円増配へ | 株探ニュース)を受けての大幅上昇が記憶に新しい。前日終値169円だった株価は、翌日は寄らずのストップ高。その翌日は始値275円で寄り付き、それから数日乱高下して一時260円迄売られたが、3月16日には383円迄買われて年安から都合2.5倍化した。

壁紙やカーテンなどインテリア製品の卸を行うが、住宅向け需要が高水準で業績は好調に推移している。

中略

なお、同社は株主還元に積極的な姿勢がポイントで、前期年間配当は従来計画に1円50銭増額の6円、更に今期はそこから8円50銭の大幅増配で14円50銭を予定している。目を見張る増配といってよく、きょうストップ高まで買われたとしても、配当利回りは6.6%台と非常に高い水準となる。

引用:リリカラは大量の買いで値がつかず、業績急拡大で目を見張る増配発表に視線集中 | 株探ニュース

最新決算の数字は大幅増加、上値追いの期待感と高利回りの両面で妙味あり

同社は昨日の引け後16時に決算(リリカラ【9827】、1-3月期(1Q)経常は5.5倍増益で着地 | 株探ニュース)を発表。

新設住宅着工戸数が堅調に推移するなか、製品の見本帳を増刷発行して拡販に努めたことが奏功した。

引用:リリカラ、拡販努力実り1~3月期営業利益4.7倍 | 株探ニュース

同時に開示された第1四半期決算短信の一部を以下に引用する。

当社の売上高は8,457百万円、営業利益は前年同期比367.1%増の427百万円、経常利益は前年同期比447.9%増の415百万円、四半期純利益は前年同期比419.7%増の262百万円となりました。

中略

① インテリア事業
床材は、2月にキッチンや洗面所などの水廻りや、賃貸住宅など様々なスペースにお使いいただける床材見本帳“クッションフロア”を発行した他、壁装材見本帳“ライト”、“V-ウォール”、“ウィル”、“らくらくリフォームプレミアム”、カーテン見本帳“アンドタイム”、“サーラ”、床材見本帳“エルワイタイル”等を増冊発行し拡販に努めた結果、売上高は6,901百万円となり、セグメント利益は前年同期比720.1%増の448百万円となりました。

引用:リリカラ【9827】2022年05月06日 開示情報 - 2022年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

市場はこれを好感し、当日ザラ場終値300円に対して夜間PTSは350円で引けている。株価300円換算で時価総額38億円、PER4.7倍、PBR0.53倍、利回り4.83%。PBR1は株価600円付近で、昨日の終値から都合2倍近い水準。年足(リリカラ【9827】の株価チャート|日足・分足・週足・月足・年足|株探(かぶたん))を確認すると、今年のYH386円を突破すると次の節目は06年4月につけた409円で、人気化すればこの辺りは試して来る可能性は十分ありそう。更にそこから上は一足飛びに1,000円付近迄節目らしい節目が見当たらず、ともすればワンチャンの夢すらあろう。逆に株価が下がればPBRは下がり利回りが上がるので、値幅取りと配当狙いの両面から1粒で2度美味しい状況と言える。

無論、今後突如として何らかの悪材料が出現したり地政学リスク等に見舞われて株価暴落が起こらない保証は一切無い点は言うに及ばない。

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